高橋トレーナー(右)に王座奪取を誓う河野=東京・五反田のワタナベジム
「WBC世界Sフライ級王座決定戦」(20日、さいたまCA)
挑戦者・河野公平(ワタナベ)が15日、東京・五反田のワタナベジムで公開スパーリングを行い、高橋智明トレーナー(33)にベルト奪取を誓った。08年9月以来2度目の世界戦となる河野は「これが最後の世界戦の気持ちで死にもの狂いでいく」と意気込みを見せた。
00年11月のプロデビュー戦から高橋トレーナーとコンビを組んできた。2年前、最初の世界戦で敗戦後、高橋トレーナーの家族は静岡県御殿場に居を移したが、再起を表明した河野のために同トレーナーは単身、東京で暮らし再び河野と世界を目指してきた。
高橋トレーナーは「デビューのころから見ているので、なんとしても世界を取ってほしい。今回は必ず取れる」と期待を寄せた。河野も「高橋さんは俺のために家族と離れて暮らしている。恩に報いるためにはベルトを取るしかない」。決意の言葉を口にした。
(2010年9月15日)