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飲酒運転、3割が常習者 県警が6〜8月検挙の338人

2010年9月16日

 県警交通指導課は15日、6月1日〜8月31日に実施した飲酒運転の取り締まりで、飲酒運転で逮捕されたり、飲酒運転の違反切符を交付されたりした338人のうち、全体の約3割にあたる114人が、過去にも飲酒運転をしたことがある「飲酒運転常習者」だった、と発表した。県警が、飲酒運転の常習者の統計をとったのは初めて。

 統計では、過去10年以内に道路交通法違反(酒気帯び、酒酔い)容疑で摘発されたり、過去1年以内に飲酒運転をしたことがあると自己申告したりした人を、飲酒運転常習者として集計した。

 県警交通部は6月、飲酒運転の常習者を集中的に取り締まるため、同部内に「飲酒運転根絶プロジェクトチーム」を編成。これまでの公道上での飲酒検問に加えて、車で来店する客が多い郊外の飲食店周辺などで、同チームの捜査員が覆面パトカーで巡回。不審車両を停車させ、飲酒運転をしていないかどうかの検査を積極的に行った。その結果、飲酒運転で摘発された人は、昨年同期と比べ81人も増加した。

 同課は「これからは検問で待つだけではなく、攻めの姿勢で取り締まりたい。常習的に飲酒運転をしているドライバーに対し、『いつ捕まるかわからない』という環境をつくり、飲酒運転を根絶したい」としている。

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