元横綱朝青龍が国技館訪問　引退相撲に向けあいさつ

　暴行騒動で２月に引退した大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏（２９）が秋場所５日目の１６日、東京・両国国技館を訪れ、１０月３日に国技館で行う引退相撲に向けて、日本相撲協会の放駒理事長（元大関魁傑）をはじめ、関係各所にあいさつして回った。

　紋付きはかま姿の同氏は午後２時すぎから審判部を皮切りに約３０分、館内を行脚。九重親方（元横綱千代の富士）や貴乃花親方（元横綱）と握手する場面もあった。

　引退相撲では横綱土俵入りを披露する。今も体を鍛えているといい「あまり体重は減っていないよ」と笑顔を浮かべた。

　連勝を伸ばしているモンゴルの後輩、横綱白鵬については「プレッシャーはすごいと思う。でも盤石の体を見ていると、誰も止められないんじゃないの」と話した。