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【芸能・社会】

「ロード」で印税16億円 高橋ジョージにテリー降参

2010年9月17日 07時47分

 テリー伊藤の初監督映画「10億円稼ぐ」をPRするセミナーに登場した高橋ジョージ(左)=14日、東京都内

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 演出家のテリー伊藤が、夢の印税生活を目指して奮闘する自身の姿を収めたドキュメンタリー映画「10億円稼ぐ」(11月20日東京で公開)をPRするため、ヒット曲「ロード」で莫大な印税を稼いだ「THE 虎舞竜」の高橋ジョージをゲストに招き、東京都内で学生向けセミナーを開いた。

 テリーは「日本のブランドの服は売れないのに、キティちゃんはハリウッドセレブも持っている」と、キャラクタービジネスに目を付け、所有するバイクや服を売って軍資金300万円を調達。

 ネット上で発掘した無名デザイナーに生んでもらったかわいいコウモリキャラ「ナニティー」を買い取って商標登録すると、セールスに駆け回り、8月までに国内16社、海外11社との商品化契約を結んだという。

 テリーは菅直人首相について「一に雇用、二に雇用…と言われてもね」と首をひねり、「皆さん、知恵で稼いで、自分で切り開きましょう」と就職難に悩む学生を激励した。

 高橋は、作詞作曲した「ロード」を44社のレコード会社に売り込んだが「こんな暗い曲は売れない」と断られ、自主制作で1993年に発売。220万枚売れて「16億円入りました」と明かした。何でもないようなことが幸せだったと思うと歌った曲は、とんでもない印税を生んでいて、会場にどよめきが起こった。

 その印税をなんと2年で使い切ってしまったという高橋だが「皆さんがカラオケで1回歌うと7円入りますし、(テレビの二次使用料などで)今も年間1200万円ぐらい、黙ってても入ってきます。本当は僕はテレビに出る必要ないんです」。潤うロックンローラーに、テリーは降参だった。

(共同)
 

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