政府・日銀が15日、6年半ぶりとなる円売りドル買いの市場介入に踏み切ったことについて、池田財務副大臣は、16日夕方の記者会見で「介入をやった意味は十二分にあった」と述べ、急激な円高に歯止めをかける効果があったという認識を示しました。
この中で、池田財務副大臣は「憂慮していた円高について、相当押し戻すことができ、介入をやった意味は十二分にあった」と述べ、このタイミングでの市場介入が急激な円高に歯止めをかける効果があったという認識を示しました。そのうえで、池田副大臣は「これからも円高に憂慮している産業界の声や経営状況などを重視しながらやらないといけないと思っている」と述べ、今後も、為替市場の動きしだいでは市場介入を実施する考えを明らかにしました。また、池田副大臣は「各国とは事前に話をして、ネガティブな反応をしないでほしいと働きかけていたので、今のところ、ネガティブな反応はないのではないか」と述べ、市場介入を実施する前に、欧米の各国に対し理解を求めたことで強い反発は出ていないという認識を示しました。