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『重鉄騎』を始めコアゲーマー向けのKinect対応タイトルが続々と判明、基調講演でXbox 360の明日が見えた!(画面写真追加)【TGS2010】
ゲーム Xbox 360●稲船氏や須田氏、水口氏など、そうそうたるクリエイターが登場、新たなるコラボタイトルも明らかに
東京ゲームショウ 2010開催初日の2010年9月16日に、マイクロソフトによる基調講演“Xbox 360のビジョンおよび2010年事業戦略”が行われた。マイクロソフト コーポレーション コーポレート バイスプレジデント マイクロソフトゲームスタジオ担当のフィル・スペンサー氏と、マイクロソフト 執行役 常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏により行われたこの基調講演では、Xbox 360向けの新作が続々と発表、さながら新作の“ショウケース”といった趣きとなった。
最初に紹介されたのが、KONAMIの『メタルギア ソリッド ライジング』。講演にはプロデューサーの松山重信氏と、クリエイティブディレクターの木村峰士氏が姿を見せ、同作の特徴である“自由切断”を、本邦初の実機によるデモプレイを披露した。「ここから企画がスタートした」(松山)というくらい『メタルギア ソリッド ライジング』では重要なモチーフとなる“自由切断”だが、こちらは、ゲームに出現する物体を自由自在に斬れるというもの。しかも切り口は自動生成されるとのことで、デモプレイでは、木村氏の手により雷電がスイカやボウリングのピンなどを鮮やかに斬る模様が紹介された。
ここからが新作のオンパレード! まずアナウンスされたのが、Xbox LIVE アーケード用『Fire Pro Wrestling(仮題)』。往年の名作『ファイヤープロレスリング』シリーズの最新作にあたる本作は、プレイヤーのアバターが世界のリングにデビューするというもの。あの『ファイプロ』がXbox 360でどのような進化を遂げるか……楽しみだ。開発を手掛けるのはスパイク。
おつぎもXbox LIVE アーケードの『レイディアントシルバーガン』。セガサターン版などが大人気を博したトレジャー開発の縦スクロールシューティングが、Xbox LIVEで蘇ることに! こちらは新チェーンシステムなども追加されているとのことだ。
▲松浦雅也氏はビデオ出演で作品に対する抱負を語った。 |
さらに、怒涛のようにKinect対応タイトルが発表。『パラッパラッパー』シリーズなどでおなじみの七音社の松浦雅也氏が手がけるのが『Haunt(仮題)』で、ジャンルはなんとホラー。昨年の東京ゲームショウ2009でKinectに触れ、「何かを作りたい」とクリエイティビティーを刺激されたという松浦氏。いにしえの呪いによって生き続けたという、とあるお化け屋敷を探索するゲームとのこと。Kinectとホラーがどのように融合するのか、松浦テイストが爆発しそうだ。こちら、2011年発売予定でXbox LIVE1 アーケード用となる。
セガ『パンツァードラグーン』の生みの親として知られる二木幸生氏によるKinect専用タイトルが、『Project Draco(仮題)』。登壇した二木氏は、「3年前にマイクロソフトさんを辞めてグランディングという会社を立ち上げたのですが、Kinectに興奮してふたたびマイクロソフトさんといっしょに仕事をすることになりました」とコメント。Kinectの性能を活かし、体を動かして空を飛ぶゲームを作りたかったとのことで、空を飛ぶならこの生き物と……ということで、ドラゴンに乗るゲームを発想したという。こちらはKinectを通じてドラゴンとのコミュニケーションを図り、さまざまなスキルを覚えて育て上げる3Dフライトシューティング。オンラインモードも搭載されているとのこと。Kinectを使ってドラゴンで空を飛ぶ……とは、なんともわくわくするようなシチュエーションだ。発売は2011年を予定している。こちらもXbox LIVE1 アーケード用だ。
そして、「ずっとこのクリエイターといっしょに仕事をしたいと思っていた」とフィル・スペンサー氏に最大限の賛辞を受けて登壇したのが、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏。須田氏がKinect専用タイトルとして開発中なのが、『codename D(仮題)』。奇怪で凶悪なマスコットたちで溢れかえる不気味なアミューズメントパークを舞台にした本作は、プレイヤー自身がコントローラーとなって生死をかけた戦いに身を投じていくアクションゲーム。「Kinectが登場するまではコントローラーに縛られていましたが、手に何も持たずにプレイすることでゲームに革新をもたらします」と須田氏。ゲームの詳細は言えないが、銃や剣を使わない、コアなアクションゲームになるという。須田氏いわく「ハードコアゲーマーに向けて作る、Kinect専用タイトル」とのことだ。こちらも発売は2011年で、Xbox LIVE1 アーケード用として開発されている。
セガによるKinect専用の新タイトルとして発表されたのが、『Rise of Nightmares(ライズ オブ ナイトメア)』。Kinect専用のホラーアドベンチャーとして開発中の本作では、全身を使って操作することで、プレイヤーは未知の恐怖体験を味わえるとのこと。こちらの発売も2011年。
講演には、キューエンタテイメントの水口哲也氏が登壇。E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)で発表されたユービーアイソフトのKinect対応『Child of Eden(チャイルド オブ エデン)』のデモプレイを披露した。日本では初お披露目となる同作。水口氏は「私がずっと追い求めてきた、ゲームと音楽と映像が融合したゲームです」と『Child of Eden(チャイルド オブ エデン)』を紹介。最初にKinectを知ったときに思い浮かんだのが指揮者のようにタクトをふるって映像を作り上げるゲームで、それが本作の発想のもとになったという。「映像を奏でるように自由に遊んでもらえたらうれしいです」(水口)とのことだ。
そして、基調講演では昔からのXboxファンにはビッグなサプライズが! 巨大専用コントローラーで操作することで話題を呼んだカプコンの『鉄騎』が復活、『重鉄騎』としてリリースされることが明らかにされたのだ。しかもKinect対応! フロム・ソフトウェアとのコラボによる本作の時代設定は2082年。コンピューターがなくなってしまい、基本的な武器しか存在しない世界において、他国に領土を奪われたアメリカが、本土を奪還する戦いが描かれるという。講演にはカプコンのゲーム開発を取り仕切る稲船敬二氏が登壇。「『重鉄騎』はカプコンのKinect対応1弾タイトルとなります。(『鉄騎』の)大型コントローラーがKinectでどう進化するか、注目してほしい」(稲船)とのことだ。続けて稲船氏は、「カプコンはコアな人に向けたゲームしか作れないので、徹底してやろうと思っています。Kinectでもコアに向けたゲーム作りをするつもりです」とのこと。さらに、「Kinectには可能性がたくさんあります。たくさんのクリエイターがコアな人に向けてゲームを作れば、ゲーム業界は盛り上がります!」とコメント。そして、「日本のゲームは世界を超えられます。日本人は負けません。でも、いまは負けているけど(笑)」と語りプレゼンを締めくくった。
「日本のクリエイターの成功が、Xbox 360の未来には不可欠」(泉水)との考えのもとに、数多くの日本メーカーによるXbox 360向けタイトルが明らかにされた基調講演。新機軸のKinect専用タイトルも多数発表され、その可能性を提示できたのではないか?「Xbox 360はこれまで以上に日本のクリエイターをサポートし、新しいエンターテインメントを提供します」という泉水氏の宣言とともに、基調講演は終了した。
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