昨年(2009年)10月、愛媛県越智郡上島町の職員Aは新たなる補助金制度を嗅ぎつけた。
これは自治体が新たに船舶を建造し、それを既存航路運航会社に無償で貸与すれば高額の補助金が出るというものだ。
「これは自分の手柄になる」とばかりに勇んで町長の上村俊之のところに向かった。
町長上村はとにかく目新しいものや、見かけの華やかなものに目がない。
そういうものに手を出すことにより自分が町長として「優れた取組みを行っている」と勘違いするのがこの男が町長として就任してからの常であった。
そして、職員Aから報告を受けた上村はこれまた、「これも自分の町長としての実績になる」と瞬時に判断。
胸を高鳴らせた。
「こりゃええ!、すぐに手配しろ!!」
即決だった。こうして職員Aに対して出された指示から今回のバカ計画が始まったのである。
この補助金の締め切りは同年11月ということで、あからさまに時間がない状態であった。
対象となるのは芸予汽船の今治・伯方・岩城・弓削・土生航路と弓削汽船の弓削・土生航路だったのだが、上村は芸予汽船、弓削汽船のどちらの意見を聴くこともなく補助金の駆け込み申請を強行した。
船舶の建造費の内訳は芸予汽船向けが1億8000万円、弓削汽船向けが1億3000万円であり、その総額3億1000万円うちの7割に相当する金額が補助金として出るというものである。
だが、それでも町の持ち出しは正味9300万円にも達する。
人口が減りに減り続け約7500人程度となってしまっている弱小離島自治体上島町が抱える借金は実に140億円にもなる背景など完全無視で、とにかく「補助金が欲しい」の一心で補助金締め切りに駆け込むためだけに後先構わず、熟慮することもなく計画をスタートさせてしまったわけだ。
先述の通り、船を無償貸与する相手である芸予汽船、弓削汽船にはまったく無断での見切り発車。
民間では到底考えられない話だ。
もしも両社がこの計画に賛同し、ノってこなかったらどうするつもりだったのか?
詳細など一切煮詰めることなく補助金ありきで何もかも軽々しく見込みで決定してしまうとんでもないバカたち。
こんなデタラメがまかり通るのだから町も国も借金だらけになるはずだ。
議会も議会で、船に関するシロウトばかりであることはもちろん、普段から議案を議決するにあたり深く考えることなどないボンクラジジィ議員ばかりであり、良いも悪いも全く考えることなく、役場側が出してきたこの計画をいつものようにあっさりと可決してしまった。
行政改革推進委員であった俺はこのような歪んだ税金の投入が専門家や住民を巻き込むことなく全くの無熟慮で決定されることに異議を唱え、しっかり計画の中身を吟味し、「せめて」このような計画が本当に将来の住民、納税者のためになるのかを検証した上で行うべきだと進言するも完全に無視されてしまった。
こうして、「上島町が船を建造し旅客船会社に無償貸与する」というバカ計画が堂々オフィシャルに成立してしまったのである。
本来離島の生命線である航路の将来を論じるのであれば、それこそ一つの航路だけでなく町に関わる全ての航路を絡めて議論しなくてはならない。
それこそ上島町は町営航路として魚島・土生航路と生名・土生航路も抱えていることもあり、それこそ、この機会に一括して航路の維持を図りスケールメリットを活かすなど緻密に議論すべき点はたくさんあったのである。
しかし、町側にはそんな思考は皆無であり、どこまでいっても延々といきあたりばったりを繰り返すのみ。
目の前であからさまにバカが展開されているのに俺たちはどうすることもできないのである。
T芸予汽船向け快速船
上島町が「町所有の船」を建造するために計画をたてる上で、なんと、その方面の専門家が一人もいなかった。まったくもって信じられない話だ。
ただ単に現在芸予汽船が就航させている「第一ちどり」タイプと同じサイズで定員が同じ96名にするとシロウト職員の浅知恵思いつきだけで決定である。
計画書には総トン数まで「第一ちどり」タイプと全く同じとなっており(開いた口がふさがらない信じられないバカさ加減)、早い話、「第一ちどり」タイプが就航して10年以上も経過しているにも関わらず、何も考えず「今走りよる船と同じでええじゃない」とばかりに、基本コンセプトを何も考えず単なる「第一ちどり」タイプの焼き直しとしてしまったのだ。
「第一ちどり」タイプが就航したのは1999年であり、その間に航路や島々の置かれた環境も人口の減少や過疎化の進行を筆頭に大きく変化してきている。
それなのになぜ定員が96名も必要なのか。
その根拠も何もないわけだ。
本来船を造るのであれば、需要リサーチなどによる定員の決定、将来の航路運営を見据えた運航ダイヤ維持のために必要な速力を捻り出すためのエンジン出力の決定、船体重量による燃費との兼ね合いを考えた航続距離等々、様々な外堀を埋めていった先に必要な船の姿が浮かび上がってくるものなのだ。
それこそが「商い」をする船「商船」を計画するということなのだ。
ならばシロウトならシロウトで有識者等に教えを乞うなどすればよいものをそれすらしない。
無知なシロウトしかいないのに全てを町役場の中で決定する。
大きな額の税金が絡むという事の重大性の自覚が全くないバカ役人根性丸出しということだ。
バカ計画の起動を全く防げなかった俺は、船の建造が決定してしまった以上、ならば、せめて、同じ造るなら上島町所有の船として少しでもコストパフォーマンス等に優れた有益な船にしなくてはならないというスタンスで次なる進言を行うことにした。
そうなると、真っ先に考えなくてはならないのは19総トン化であり、必須中の必須事項であるといえる。
ところが町の計画では「第一ちどり」型の焼き直しということなので総トン数が49トンにもなる。
赤字を垂れ流し始めて久しくなってしまった航路の現状から考えて経済性の高い小型船舶枠の19総トン船としないなどありえない話なのに・・・。
ここで、本年(2010年)3月、ちょうど同時期に同じような3セクの離島航路での船のリプレースにおいて「当然のことをやっている」典型的な好事例が新聞記事としてタイミングよく掲載されたのでそれを紹介する。
以下がその記事↓
岩国市の第3セクター・岩国柱島海運(重田則之社長)は27日、同市沖の柱島で、同島など三つの離島と岩国港を結ぶ高速船「すいせい」の新造船の就航式を行った。運航は4月1日から。
本船は歴代4隻目で、全長20メートル、幅4メートルで、19トン。乗客は70人まで乗れ、3隻目の前船(43トン、旅客定員96人)に比べて小型で、燃費が向上し環境に優しい船になった。後部甲板のタラップから客室までの段差がほとんどなく、トイレも広くなり、車いすでの乗船も容易になったという。
3隻目が耐用年数を過ぎたため、同社が新船導入を検討。市が国の交付金を活用し、購入費約1億8000万円を全額補助した。
供用会館前で行われた式で、福田良彦市長は「航路は島民にとって、生活の生命線。維持・存続や、島民の生活改善を引き続き行いたい」と話した。
式後は餅まきも行われ、島民ら約200人が完成を祝った。柱島の曽祖父の家に遊びに来た同市立川下小4年、谷間郁哉君(9)は「後部甲板からの眺めがよさそう。早く乗りたい」と喜んだ。
重田社長は「新造船の就航を機に、各島を巡るツアーなど観光客を増やす方策を考えていきたい」と話していた。
(2010年3月28日 読売新聞)
以上である。
まさに上島町がとるべきお手本そのものである。
というか、まさに、当たり前のことを単純に当たり前にやればこうなるという典型的な事例と言うべきか。
先代「すいせい」は43総トンで定員が96名、一方で上島の前船「第一ちどり」タイプは49総トンで定員が同じく96名である。
リプレースにあたり使われた補助金の出所も同じということであり、予算額も同じ1億8000万円。
しかし、新たに建造された4代目「すいせい」が維持費の劇的に安い19総トン型であるのに対し、上島の新船は前船と同じ49総トンというところがこの時点で既にあからさまにバカ丸出しと言える。
そして、どこの離島も人口減の現状があり4代目「すいせい」は定員を70名まで下げているのに対し、やはりバカな上島は前船と全く同じ96名のままときている。
繰り返して言うが、この96名という数字には航路の現状に合った合理的な根拠など何もない。
前述の通り、前船「第一ちどり」タイプが96人であるからという、ただそれだけなのである。
「第一ちどり」タイプが建造された1999年当時から今治因島間の島方の人口がどれくらい減っていると思っているのか?
バカ。
どこまでもバカである。
俺は「すいせい」の記事が出る2ヶ月も前に町に対して町の行政改革推進委員として芸予汽船向け町建造船舶における19総トン型の採用を提言していた。
具体的に俺が押した19総トン型とは三保造船建造で西海沿岸商船が運航している「れぴーど2」タイプであり、選択の理由は
@19総トン型でありながら定員が92名もあり、根拠のないバカ定員ではあるが町側が96名としたがっているから、それに応えるためにもその数字と遜色がないものであること。
A双胴でアンチピッチングフィンを装備しており、現「第一ちどりタイプよりも遥かに波浪に強く2m前後の波浪であっても悠々航行が可能であることに加え、同フィンを使い抵抗を減少させることができるため大きく燃費を向上させることが可能であること(同一定員の単胴船と比較して低出力のエンジン搭載で済むため、大幅な燃料消費量の削減が可能ということ)。
Bローシルエットであることから風圧面積が少なく冬場の着岸時等の強い南西風の影響を受けにくいことに加え、双胴であることにより船腹が広いため2軸を活用した操作性に優れ小回りが利くこと(悪天候時の離着岸を容易にし、たくさんの寄港地を抱える航路の実情においてダイヤの遅れを軽減させるのが主たる目的)。
C芸予汽船の前身の愛媛汽船(今治高速船)時代を含め芸予汽船としての現船に至るまで全ての船舶を三保造船で建造してきた実績があり、「れぴーど2」建造メーカーである三保造船が今治・土生航路の現状を良く知っているということ(歴代就航船の図面や資料を全て持っている)。
D何よりも「れぴーど2」タイプは三保造船の自信作であり、今後同社が強く展開していきたいと考えているタイプシップであり、同社の最新技術が凝縮された同社の最高峰の船型であること。
E19総トンという小型船舶のカテゴリで維持管理できるため、年間維持費を劇的に低減することができる。
F小型船舶1級免許で操縦できるため将来に向けて乗組員の確保が容易になる、などが挙げられる。
一方で「れぴーど2」タイプのデメリットは同一定員の単胴船と比較して3割程度建造費が高くなるということなのだが(良い船とわかっていても民間ではこれがあるから安易にこのタイプの建造に踏み切れない場合が多い)、今回の上島町の場合1億8000万円という予算が先に決定しており、俺は町の行政改革推進委員として三保造船の設計主任者と話をしたのだが、現在の芸予汽船の今治・土生航路を走るための航海速力(22ノット程度)であれば600ps×2程度の出力で十分であり(現「第一ちどりタイプは790ps×2なので大幅な出力ダウンにより燃費の向上が見込まれる)、それから概算すると1億6000万円以下での建造が可能であるとの回答をもらっていた。
よって、このデメリットはデメリットとして成立しない状態だったということだ。
さらに俺は「れぴーど2」を実際に運航している西海沿岸商船の運航責任者とも話をしており、この方からも定員が100名以下で49総トンなんて船は不経済でムダだというアドバイスを頂いた。
俺は独自に「れぴーど2」タイプのメリットを解説しわかりやすく情報を織り込んだ企画書まで製作し町に提出したが、上村町長と職員はそれを公に検討することもなく完全に無視した。
俺の意見を否定するのであれば、せめて実際に「れぴーど2」を視察するなどしっかり検証を行った上で否定するべきではないかとも訴えたが、所詮行政改革推進委員会は町長の諮問機関にすぎず、事実上何の権限もないわけで、とにかく俺の進言は町長を始めとした町の関係者にとっては最後まで単なる「面倒なこと」としかとらえられなかったわけだ。
何しろ、俺の意見を連中が吟味するためには連中も「勉強」をしなくてはならなくなる。
単にそれが面倒なだけなのだ。
ならば、有識者に意見を求めるくらいのことでもすればよいのに、それすらやろうとしない。
とにかく少しでも面倒なことに関わりたくない。
楽して日々の地域民間基準を遥かに上回る高額の給料を得続けたいだけなのである。
しかし、俺ら行政改革推進委員の仕事は1円でも町のムダな支出を抑制するために知恵を出すことだ。
だから俺は自分の立場で出来る限りの手を尽くした。
しかし、それらの全てが検討されることもなくことごとく門前払いになったということだ。
税金で飯を食っている連中には1円でも多く血税のムダ支出を抑制しようとする俺らの声は永遠に届きやしない。
ここから町長と職員の愚行はさらに加速の度合いを強めていった。
まさに無知と横着の上に成立した暴走である。
結局、1億8000万円の予算で、22ノットの航海速度、定員が96名、総トン数が49トンになるようにという条件だけで造船所に建造を丸投げ発注してしまった。
造船所にとってこれほどオイシイ仕事はない。
先にも少し触れたが、上島町は町営魚島・土生航路を運営しているが、現在この航路に就航しているのが「ニューうおしま2」という軽合金快速旅客船だ。
ところがこの船は建造以来様々な不具合に悩まされ続けていた。
早い話とんでもない不良品ということである。
その対応のために昨年は20日以上も同船は不具合調整のために欠航し、その期間余分な金を使って代船を雇わなくてはならなかった。
「ニューうおしま2」を建造したのは常石林業という造船所なのだが、これがまたとんでもない造船所であった。
何度も何度も故障を繰り返す度に対症療法を施すことしかできず、「いい加減根本的な手を打って欲しい」と町側が要求すると信じられない回答をしてきた。
「正直言って我々にも故障が頻発する原因がわからないから仕方がない」
まったく耳を疑うとんでもない話である。
こんなヘボ造船所のためにこれまで上島町がどれだけの迷惑を被り大切な税金をムダにしてきたことか。
よって、このような悪質ヘボ造船所とは一刻も早く手を切るべきと考えるのが正常な行政管理者の脳ミソであるはずだ。
ところが何と、こともあろうに町は、今回の芸予汽船無償貸与用船をこの常石林業に発注したのである。
これまで散々煮え湯を飲まされてきた造船所にどうして発注しなくてはならないのか?
右の頬を叩かれれば今度は左の頬を差し出す。
上島町はイエスキリストか?
もはや、バカどうのというレベルではない。
明らかに狂っているとしかいいようがない。
どうして町がこのような常識を超えたバカをやるかといえば、どんなに腐った業者であろうと「既に付き合いのある業者」だからである。
ただそれだけ。
つまり、ここでも町の職員が面倒から逃げるためだ。
新たな造船所に発注するとなると新たな相互関係を築かなくてはならない。
単にそれが面倒なのである。
だから、良かろうと悪かろうと既に付き合いがある造船所に発注した。
ただそれだけなのである。
そしてどんなに損害を出そうと町職員が責任を問われることもない。
だから、懲戒免職、減給など、自分たちの立場にリスクが一切ないと認識しているから、自分たちが楽をするために民間では絶対にありえないバカなことを平気で何度も繰り返し続けるのである。
常石林業としても内心「こいつらアホか」という半ば呆れた心境だろう。
あれだけ損害を受けながらそれでも自分のところにまたノコノコ仕事を依頼してくるバカ公務員で構成される上島町はなんと美味しいカモなんだと。
だから、こんなバカ相手だから少々悪どいことをしてもわかりやしないとタカをくくり、本来1億8000万円もかからない船であっても余すことなく1億8000万円で受注し差額を丸儲けしようと企んでいる。
そもそも上島町の職員のほぼ100%が高度な公務員試験などを受験することもなく、コネや口利きなどで地方公務員である職員として町役場に転がり込んでいる。
つまり、公務員としての事務遂行能力がないにも関わらず公務員として町役場に紛れ込んでいるわけであり、その能力のなさから日々町と納税者に対し様々な損害を与え続けているということである。
こうして能力のない職員ばかりを抱えた実態は不正な採用に端を発していることは明らかであり、行政改革推進委員会としても改善の要請を町長にオフィシャルに答申するに至っている。
今回のこの顛末がその事実を如実に証明しているともいるわけだが、そんな無能ダニ職員を全く管理できないほどの無能ぶりを極めているのが町のトップ上村町長であり、だからこそ140億円以上にまで町の借金が膨れ上がっている現実も頷けようというもの。
話が少し逸れてしまった感があるが、上島町の場合、船の建造に関してもこのような背景が大きく影響してくるということだ。
いずれにしても、こんな町内部の無知、無能、不正裏取引、不正結託等々、すべてにおいて歪んだ要素が絡み合い、そんな中でこの計画も着々と進められ、納税者を侮辱するような結末にむかってひたすら走り続けているということである。
芸予汽船と上島町の歪んだ関係にも触れなくてはならない。
芸予汽船は第三セクターであり上島町も出資している。
出資割合は12.5%であるが、これはつまり会社が儲かった場合は12.5%の利益を受ける権利を持ち、損失を出した場合は12.5%の責任を負うということである。
芸予汽船を実質牛耳っているのは愛媛汽船なのだが、信じられないことに出資者である上島町は芸予汽船の内部事情を殆ど把握していない。
早い話、運航を含む何もかもを愛媛汽船に丸投げして経営に全く目が届いていないということだ。
財務状態も全くといってよいほど詳細を知らない。
まったくもって信じられないような話だが、これまで述べてきたように、上島町のいい加減さは納税者の想像を遥かに超えている。
納税者が行政に無関心なのをいいことに、常識では考えられないような無責任なことを日々繰り返している。
芸予汽船に対する対応もその一つということである。
そんなわけで、上島町は実際にどれくらい芸予汽船が赤字なのかも正確に把握していない。
それを知ろうともしなかった。
これも町長を筆頭とした上島町の構成員たちの無能さによるところが大きいのだが、芸予汽船側もそれを見透かしており、都合の悪いことは上島町に対してはいくらでも隠蔽し情報操作できると思っている。
だから、漠然と航路が赤字だ赤字だというばかりで詳細を一切上島町に明かさない。
出資者に対して会社の経営コアとなる部分を見せないなど常識では考えられないことだが、バカな上島町の連中に対してはそれが通ってしまうのだ。
バカゆえにそれを指摘できる人材も上島町側にはおらず、まさに芸予汽船側のやりたい放題。
だから、芸予汽船が上島町に示してくる赤字金額が毎回違う。
そして、短い期間の間にその金額がどんどん増加してきている。
つまり、赤字額を好きなようにサバを読んでいるということだ。
収益状態がよくないのであればそれなりの合理化を行うのが普通であるが、そのようなことは殆ど行わず、漫然と運航を続けるばかりである。
そこには、赤字は上島町に穴埋めさせればよいと考えがあるからだ。
他の自治体出資者である今治市は、出資者であることによって自分の市にメリットが既に見出せないとあからさまに芸予汽船から手を引きたいと言ってきている。
そんな背景から、芸予汽船も上島町に対して「うちの今治・土生航路は上島町のためだけに運航してやっているもんだから、赤字は上島町が補填しろ」なんてことを口走る始末。
フザけるんじゃない。
上島町が責任を負うのはあくまでも出資に見合う12.5%分だけである。
それを全部赤字を負担しろとは何事か。
芸予汽船は上島町の足元を見て、「俺らは止めるならいつ止めてもええんで。そんな中で上島町のためだけに運航を続けてやっとるんじゃけ、赤字分は上島町が全部出せや」という態度をとっているわけだ。
だから、足元を見てスジの通らない要求をしてくる芸予汽船とは手を切るべきとも主張した。
前述の通り上島町は複数の町営旅客船航路を運航しているのだから、芸予汽船が手を引くと言うのであれば好きにさせればいい。
つまりこの航路も自町の公営航路として怠慢運航を行う芸予汽船よりも効率の良い運航を19トン型高速旅客船で行い他の上島町営航路と包括して今治航路を存続させればよいだけの話だ。
せっかく町が新造船を建造するのだから、それをみすみすふざけたことを言ってくる芸予汽船にくれてやる必要などない。
問題が多いながらも一応は旅客船運航のノウハウは持っているのだから、新たなに造る船を自分たちが効率よく使用する。
そんな道も現実的な選択肢として存在しているということだ。
そんな思考は現在の上島町首脳陣のボンクラ脳ミソからは永遠にわいて出ることはない。
現在の芸予汽船の今治・土生航路は9往復だが、経済圏が完全に広島側である上島町にとって本当に9往復必要なのか?
それほど9往復にこだわる必要が本当にあるのか?
綿密にリサーチし、費用に見合う需要がないのであれば2隻9往復体制にこだわる必要などないのだ。
俺の見立てだと今度新造する旅客船を使用すれば単船でも5往復は確保できる。
それに加え魚島航路を岩城経由にすれば岩城・土生間においては現行とおなじ9往復が確保できる。
つまり、岩城・弓削・生名といった上島町内相互の便は他に新たな設備投資なしで現行と同じだけ確保できるということなのだ。
これこそが、まさに航路の包括的再編である。
つまり、これまでのように一つの航路だけで完結するのではなく、町内全ての航路を含め包括的に再編を行い相互に補完させる。
これが上島町の生き残りをかけた理想的な交通網補完計画であるといえる。
検討すべき選択肢は一つや二つじゃないということだ。
それこそ「ニューうおしま2」を処分し、「れぴーど2」タイプをもう1隻建造し、2隻の「れぴーど2」タイプで今治・土生航路、魚島・土生航路を区別なく効率よく運航する選択肢だってある。
無論町営でである。
「ニューうおしま2」など3人で動かさなくてはならない時点でアウトだ。
「れぴーど2」タイプ2隻なら8人いれば今治航路と魚島航路を運航することができる。
そして、間違っても3セクなんてものは軽々しく手を出すカテゴリーではないことも付け加えておく。
いずれにしても芸予汽船に新造船を町がつくってタダでくれてやるようなことをやればよいという単純なものではないということだ。
ここまで深く掘り下げて多面的に検討しなければならないと俺たちは何度も町に訴えてきたのだ。
だが、何を言っても理解できない町の首脳陣は何を言っても事実上無視をきめこむばかりだ。
芸予汽船と手を切らなければ今後も次々と理不尽な要求を上島町に芸予汽船は突きつけてくるのは目に見えている。
それから、ここだけの話だが、芸予汽船にはある疑惑がある。
芸予汽船と大三島ブルーラインは運航母体が同じの同一会社といってよいのだが、その大三島ブルーラインの赤字を帳簿操作して芸予汽船に移しかえているのではないかという疑惑だ。
これにより見かけの芸予汽船の赤字額を大きくし、上島町に赤字の補填を強く迫る材料とし、あわよくば実質ブルーラインの赤字までも上島町に補填させてしまおうとしているのではないかということだ。
3セクの出資比率責任を無視して日頃から上島町に赤字補填をさせようと考えるくらいの会社だ。
警戒して警戒しすぎることはない。
それこそ、生名橋の開通は視点を変えれば上島町をとりまく航路を生まれ変わらせることのできる絶好のチャンスともいえるのに。
将来を見据えて多面的に航路のありかたを熟考できないバカどもに支配されている現状では水面下で次々に色んなものを失ってゆくばかりだ。
このままでは町民の知らぬところで大きな負債を背負うリスクはますます大きくなるばかりだ。
←常石林業ということで、あからさまに「ニューうおしま2」に近いスタイリングとなっている
なかなか俺好みの外観ではある・・・
(船に罪はない・・・船マニアとしての葛藤・・・)
全長24.3m 全幅5.0m 満載喫水2.1m 49総トン
「第一ちどり」タイプが790ps×2なのに対しバカなことに本船は829ps×2となり不経済性がアップしている
「れぴーど2」タイプであれば600ps×2程度で済むものをバカシロウトが何もかも造船所に丸投げしている関係で維持費だけでなく燃料も余分に食う船になってしまっているのだ
実は以前「ニューうおしま2」を建造したした際も前船「ニューうおしま1」よりも「ニューうおしま2」の方が燃料を多く食うなんてバカな状態を引き起こしている
中古船を買ってきたのならともかくどうして新造船なのに前船よりも燃費の悪い船を造らせるのか
まさにコスト意識がゼロという証明だ
血税の重みを微塵も感じないバカ公務員とそれにつけ込みテキトーなことを平気でやる常石林業の激悪コラボというところだろう
まったくもってふざけた話だ!
U弓削汽船向け19総トン客船
生名橋開通に伴い弓削から土生に向かう車両の大半が現在の弓削港からの弓削汽船フェリーから生名橋経由の町営立石・土生航路にシフトするということで、影響を受ける弓削汽船に対して新たに上島町が旅客、軽車両等専用の19総トン小型フェリーを1億3000万円で建造し無償貸与するという計画である。
先述の芸予汽船のものよりももっと歪んだふざけた計画としか言いようがない。
生名橋が開通すれば弓削から土生に向かうには生名橋を経由した上での立石・土生航路の利用するといった形態に変わるのが普通だ。
そうなればこれまで瀬戸内海の多くの航路がそうであったように、橋により経営の継続が困難になると思われる船会社は補償金を受け取り完全撤退する。
これが「正常な流れ」である。
生名橋の開通により弓削から因島へのアクセス利便性は飛躍的に向上する。
だから大金を注ぎ込んで橋を架けたのである。
車両は自走で橋を経由して立石港へ向かいそこから町営立石・土生航路で因島に上陸する。
一方で旅客はバスで橋を経由し同じく立石港へ向かい町営立石・土生航路を利用する。
このような形への交通形態の変化を考慮して上島町は本年(2010年)に新たに新車のバスを2台も一気に購入したのだ。
ところが、上村町長と町はバスも走らせ船も従来どおり残すなんてことを言い出した。
船を小型化するということで、その船を町が税金で新たに建造し、それを現在土生・弓削航路を運営する弓削汽船に無償貸与するなんて言い出したのだ。
老人などの交通弱者には船が必要というのが町長たちの理論であるが、これは全く理にかなっていないこじつけであることがわかる。
現在そんな老人たちは各弓削島居住地区から弓削港にバスで向かいそこから土生行フェリーに乗船しており、バス、船を通した乗換は1回のみである。
それが橋の開通後は各弓削島居住地区から立石港までバスで向かいそこから土生行フェリーに乗船することになる。
つまり、乗換回数は変わらず、単に乗換が弓削港から立石港に変わるだけであり老人たちにとっての利便の減少など事実上ないのである。
しかも、町は弓削から立石までのバスの運賃を150円にするといっているので、立石航路の運賃が70円であるから合計は220円であり、弓削汽船の弓削・土生間の現在の運賃240円よりも安くなるというおまけ付きときたもんだ。
さらに、土生から弓削の商船学校に弓削汽船を利用して通学している学生は現在、弓削に上陸後、港から学校まで結構な距離を自転車等で向かっている。
よって通学便到着後は多数の学生が狭い道を一方方向に向かうラッシュ状態になり、町民の朝の日常生活における通行の妨げになっている。
大変危険な状態だ。
そして弓削港にはそれら学生たちの自転車が大量に置かれる結果となり、大きく場所を占拠しており、夏季休業時など使われもしないそれらはそれこそ無用に場所だけを占拠することになる。
はっきり言って邪魔である。
橋の開通後これらの学生が生名橋経由のバスで通学すればバス停が弓削大橋の入口付近にある関係で商船学校の正門まではバス停からは50メートル程度ということになり、それこそ自転車などは必要なくなるわけで格段に利便性は向上する。
学生にとってバスの利用は、まさに「渡りに船」なのだ。
上村町長や町は本年(2010年)2月頃我々にこう言った。
「商船学校の生徒に橋の開通後どのようなルートで通学するか商船学校側に聴き取りを行った結果、多くの学生が従来どおり船を利用したいと言っている」と。
ところがその後俺が直接商船学校に問い合わせたところ「そのような事実はない」との回答があった。
そう、今回の件だけでなく、こうして日常的に上村町長と町は平気で我々にウソをつく。
そして、自分たちのやりたいことに都合の悪い情報を片っ端から隠蔽するなんてことを繰り返してきている。
高い金をかけて橋を建設したのであれば、それの開通後はそれを最大限に活かした交通インフラ整備を最優先で行うのがスジである。
動かすのに最低2人は必要でプロペラでエネルギー変換効率の悪い船という乗物と、一方でワンマン運行が可能なうえ、車輪というプロペラとは比較にならないほどのエネルギー変換効率の良いバスとではどちらが効率的であるかは一目瞭然である。
橋を架けバスを運行するのに船もこれまでと同じ便数存続する。
そして、その船を税金で造って業者にタダで貸してやる。
借金を140億円以上も抱え過疎化の進む離島弱小自治体においてそんなデタラメが通ってよいわけがない。
そうでなければ何のために橋を架けたのかわからなくなる。
何のために複数のバスを新たに購入したのかわからなくなる。
それではなぜこんなふざけたことをあえて上村町長は強行するのか。
そこには薄汚い利権が渦巻いている。
橋が架かり船の利用者が大幅に減るにも関わらず、町長は港に新しい港務所を建設を決定した。
従来の港務所でも全く支障がないにも関わらず、それをあえて取り壊し新しいものを強引に建設するということだ。
なんということはない。
一つ目の目的は単に結託している地元建設業者を儲けさせるため。
つまり港に発着する船の便が大幅に減少すれば新たに港務所というハコモノを今更新たに建設する意義が薄れるから、それを回避したいという考えだ。
もう一つは、現在港務所における回漕店業務を上村町長が経営する会社が行っているから、こちらも発着便が減れば回漕店の存在意義に関わってくる。
そして、自分の会社が使用する施設である港務所を町の金で身の丈に合わない立派な新品に立て替えさせるという意味も含まれている。
まさに薄汚い上村町長一味の我田引水工作である。
さて、車両の搭載がなくなり旅客だけの航送では絶対に赤字になるのは目に見えている。
もしも赤字が続き弓削汽船が途中で航路を投げ出したらどうするつもりなのか。
一時が万事で能力のない上村町長や町はそんな先を見越した事態は一切想定していない。
その時になってアタフタするのである。
あくまで船は上島町のものなのである。
弓削汽船からすれば無責任に「やめるからもう船はいらないから返す」といえばよいだけだが、返された町は船に責任を持たなくてはならないのである。
また以前の「ニューうおしま1」のように1億6000万円の船を950万円という二束三文で売り飛ばすというような愚行に出るのが関の山だ。
バカな思いつき事業により税金がまたムダになるという結末が待っているだけ。
そして、そんなバカ事業を推進した税金で飯を食ってる町長を筆頭とした輩は誰も責任を取らない。
これまでもずっと似たようなことが繰り返されたきた。
そして、140億円以上もの借金が積み上げられてきたのだ。
百歩譲ってどうしても弓削港から船で土生に行かないと気が済まないう高齢者等がいたとしよう。
これにしても、弓削汽船の便が全便廃止になっても芸予汽船が9往復、瀬戸内クルージングが6往復と、単純に見ても合計15往復の船便が残るわけだし、上島町営魚島航路の弓削・土生間の乗船制限を解除すればさらに4往復上乗せされ、総勢19往復の船便が弓削・土生間に確保されることになる。
まさに、「これでもか」「これでも弓削汽船に船をタダで建造してまで存続させる意義があるのか」と言わんばかりの情勢である。
歪んでいる。
本当に歪んでいる。
歪みは建造する船そのものにも及んでいる。
俺はその企画書を目の当たりにして、そのあまりのバカさ加減に脳ミソが爆発する思いであった。
総トン数19トンの船で航海速力が11ノット。
そんな船のエンジン出力が何と840psときたもんだ。
ちょっと船のことを知っている者であればこれがいかにアホなことか瞬時に理解できるはずだ。
こんなバカを俺がいくら指摘しても上村も職員も誰も信用しない。
連中は俺が単にインネンつけてるだけと思いながらも一応、商船学校のセンセーに真偽を確認すると、そこで「アホ」と言われて初めて真実を理解する始末。
そもそも何でこんなアホなことになったかというと、先に1億3000万円という予算ありきだからだ。
つまり、航路事情に合致した船を造ろうとすると1億3000万円もかからない。
予算が余ってしまうわけだ。
少々装備を贅沢にする程度ではなかなか船価は跳ね上がらせることはできない。
船で一番金を食うのがエンジンだから、船価を上げようとするとエンジンを高出力にするしかないわけだ。
必要もない高出力エンジンにすれば言うまでもなく燃費は悪くなり不経済船となる。
そんなことすらわからない連中が雁首揃えて船の建造を企画するなんて片腹痛い話だが、税金をムダにされることが100%わかっている以上そうも言っておれん。
だが、立場上それをどうこうできるものでもない。
バカの暴走を1ミリたりとも食い止めることができない。
無知、利権の中で「税金を弄ぶ」クソどもをどうすることもできない。
だから俺は脱力する。
これが最終的な弓削汽船向けバカ船の主なデータで
長さ18.9m×幅5.2m×深さ1.64mというサイズで航海速力が14ノットである。
商船学校のセンセからもアホ扱いされてエンジン出力が385ps×2の合計770psと原案よりちょっぴり低くなったが、弓削汽船が11ノットでよいと言っているのに航海速力が14ノットなどという、一般旅客船でも快速船でもない、わけのわからない速力になってしまっている。
見ての通りフェリー構造となっていてクラウンクラスの乗用車がたった1台だけ搭載できるようになっているが、これこそ最大のムダであり、便数が格段に多く、料金も安く、頭から乗船できる立石・土生航路フェリーをさしおいてどこのバカがバックで高い金を払って車でこの船に乗るというのか?
快速船でも高速船でもないような航海速力なのに船体の構造は明らかに排水船でなく滑走船である。
その関係で2軸であり、推進効率は1軸よりも遥かに悪く油を食うということだ。
大三島ブルーラインの「ブルーライン1号」が
19.6m×4.7m×1.9mという本バカ船と大差ないサイズでエンジン出力がバカ船よりも低い350×2の計700psだ。
これで航海速力が17〜18ノット程度で最高速力は23.2ノットにも達する。
バカ船の最高速力がどの程度出るのかはわからないが、航海速力が14ノットであれば船底汚れのロス等を考慮しても18ノットくらい出ればスペックとしては十分のはずが、出力から推測して「ブルーライン1号」以上の最高速力を持ちながらたった14ノットというエンジンが本来持つ適正回転を無視した低速でノロノロと走ることになり油をことごとくムダにすることになる。
それこそ「ブルーライン1号」クラスを買ってきて快速船としてフツーに走らせるほうがよほどマシである。
そもそも14ノットなんて根拠自体がないのだから。
せめて11ノット程度で排水船にするか、17ノット程度で快速船以上の滑走船にするかくらいのコンセプトは決めるべきだった。
このままだとデカい出力のエンジンを積んでノロノロ後悔、いや、航海となる。
やはり何も考えず建造費拠出決定後の船価の帳尻合わせから全てが出発しているからこそこんな歪んだバカプランとなってしまった現実は本当に痛い。
なお、建造は以前町の救急船「ゆうなぎ」を建造したという絡みだけでまともな比較検証もせず木曽造船に決定してしている。
まさにこれは瀬戸内の旅客船の歴史に残るほどのバカ船となる
芸予汽船向け快速船と同様に、こちらもまた弓削汽船に何のお伺いもなく同社に無償貸与することを前提に建造を決定している。
弓削汽船の現在の社長はビルジキールが何かも知らなかったくらいのドシロウトであり、そんな社長を町側が焚きつけたということだ。
父親から経営を引き継いだ現在の社長を含めた兄妹たちは全員が年齢にして50代前後となっており所帯を持っている者も一人もおらず、早い話、現在の代に続く後継者となる者はいないということである。
だから、このまま彼らが県から補償金を受け、彼らが心配なく余生を過ごせるような形に持っていくのが最良のとるべき道だったわけだ。
それを町側が無知な社長を言いくるめ、歪な船会社としての継続を焚きつけたということだ。
上村町長の自宅は弓削汽船の道を挟んだ向かいであり、いわゆるお隣同士の関係。
それゆえ、上村としては今回のような施策をとることで「弓削汽船を救済したことになる」と考えている。
だが、のせられた弓削汽船の兄妹にとってはその無知さゆえに、将来に向けていらぬ爆弾を背負わされたともいえるのではないか。
「あの時補償金をもらって旅客船業から手を引いていれば・・・」と、弓削汽船兄妹が後悔する可能性はかなり高いものと俺は考える。
そして、これが弓削汽船に対する救済であるならば、同じく弓削・因島間で自動車航送業務を行っている家老渡フェリー汽船はどうなるのだ?
こちらは救済しなくてもよいのかということになる。
それこそこんな歪んだ前例をつくれば、将来、生名島と岩城島の間の橋が架かった場合も既存の旅客船業者を同様に税金で救済をしなくてはならない、そんな要求を岩城汽船や長江フェリーがしてくるなんてことにもなりかねない。
前述の通り、バスにより効率的な代替交通機関があり、他の船会社による航路も継続されるという背景での今回の上村町長と町のやりかたは間違いなく誤っているし歪んでいる。
上村町長の行政の私物化、能力のない職員の愚行により新たな不幸と税金のムダが積み重ねられる。
しかし、町民の殆ど全てが今回の町の企てに興味を示さず、こんな企てが進んでいること自体知らない者の方が多いくらいだ。
だから目立った反対運動なども微塵も発生しない。
最初から「役場のやることだから自分たちには関係ない」とばかりに税金をムダにされてしまうという自覚も危機感も抱かない。
いずれにしても、俺は結論として断言できる。
橋の開通後に弓削汽船の土生・弓削航路を同社に税金で船を新造して無償で貸与してまで継続する必要は微塵もないと。
だが、俺たちに利権にまみれた薄汚いバカを食い止める力はそれこそ微塵もないことも事実。
今回もまた、俺たちの税金は眼前でなす術もなく、みすみすバカどもに蹂躙されるのだ。
なんと情けない現実であろう。
散々かけずりまわっただけで、結局俺はバカどもに対して一矢すら報いることもできなかった。
本サイトの他のコンテンツ同様、まともな文章を書く能力のない俺ゆえ、思っていることの半分も伝えられず、読者のみんなのお目汚しになってしまったかも知れないことをお詫びしてこの記事を結びたいと思う。