【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ地区北部で、パレスチナ人の非戦闘員3人を砲撃で誤って殺したと発表した。事件は12日に起き、地元メディアは死者を農家の男性(91)と孫(14)ら3人だと報じており、軍が調べていた。
軍は当初、イスラエルとの境界近くでロケット砲を発射しようとした人物を攻撃したと主張していた。調査の結果、3人は非戦闘員だったが、そのうち1人が現場で発見した武器をイスラエル兵に向けたのを誤認したと訂正した。
14日の中東和平交渉を前にした11日から、ガザ地区の武装組織と軍との間で砲撃が相次いでいる。
毎日新聞 2010年9月16日 東京朝刊