新入生自己紹介
はじめまして。大滝孝治です。
新潟大学教育人間科学部を卒業してきました。学部ではミスコンセプションをキーワードに据えて研究しました。研究内容は稚拙で恥ずかしいのでここには書きませんが、やればやる程分からないことが山積するといった状態でした。
最近は、なぜ学校教育に数学があるのかということをよく考えます。そこに必然性はあるのでしょうか。学問が多様化した現代社会において、それでもなお数学が学校で扱われ続けているのにはそれなりの理由があるはずです(過去のシステムを引きずっているだけだというなら問題外ですが)。共感できる論はありますが自分の中で決定打がまだありません。2年間では答えは到底でないでしょうが考え続けていくことになる課題だと思っています。
不束者ですがよろしくお願いいたします。
こんにちは,新入生の金子大輔です.
学部時代は解析学を専攻していました.院では今年度から始まる高度化プログラムに進みました.
初めての試みのため,解らないことばかりで不安もありますが,マイペースに楽しくやっていきたいと思いますので,ご指導よろしくお願いします.教員としてスーパールーキーを目指します.
こんにちは,この春広島大学教育学研究科に進学しました,後藤友昭です.
大学に入学するまでは,大学院に進学するとは思ってもいませんでした.しかし,研究する立場となった今,多くの壁にぶち当たると思いますが,妥協せずに取り組んでいきたいと思います.
学部時代は下村先生のもとで複素解析について学んでいました.
応用分野も多く,数学を研究したいと思うきっかけとなった魅力的な分野です.大学院では,これをベースにポテンシャル論に関して研究していく予定です.
どうもこんにちわ.平成21度から広島大学院教育学研究科にお世話になります高松宏成です.よろしくお願いします.
学部生の頃は教育学を学びましたが,自分の中に内容学を学びたいというささやかではありますが炎のようなものがわいて出てきたので,この大事な炎を自分はどうしたいのか.いろいろと悩んだ結果,大学院でダイナマイトに引火させようと思って,進学を決意しました.
したがって,大学院ではおおよそでいうと幾何学の研究を行いたいと思っております.貧弱な知識と体ではありますが,大学院で自分なりの数学観を築けるように日々学問にうちこみたいです.
こんにちは.
平成二十一年度広島大学大学院教育学研究科科学文化教育学専攻数学教育専修入学生藤部聡哉です.
これは私が知る中で最も長い漢字熟語かもしれません.
どうでしょう.
さて
学部生時代は複素関数論を専攻しましたが
大学院1年次は楕円関数論を
大学院2年次は代数学を専攻することになるのが
私の大方の予想です.
概ね正しいと思います.趣味が多く, 興味が湧いたら何でもすぐに手を出します.
しかし多芸は無芸, そろそろ趣味を絞ろうかと目下構想中です.
そうTHE ALFEEの坂崎さんは言っていました.
futsutsuka者ですが, よろしくお願いします.
大学院に進学しました,冨谷優衣です.
広島県で生まれ,岡山県で育ち,大学でまた広島に戻ってきて西条での生活も5年目に突入しました.
大学院では数学についてたくさん学んで深く考察できるようになりたいです.
ただ漠然とではなく具体的にどうしたいかを常に考えて意欲的に取り組みたいと思います.もう2年間勉強できる環境を与えてくれた周りの人に感謝しながら,充実した2年間になるように 日々大切にしていきます.よろしくお願いします.
広島大学教育学研究科に進学しました,中本勝也です.
学部生のころから下村先生のもと,初歩的な複素関数論について学んでいました.
これがまたなかなかに面白い分野でして,もうすこし研究したいと思い大学院に進学しました.
おそらくその発展した分野である,ポテンシャル論の何かを研究することになるのだと思います.
大学院での目標は,あまりにも充実した大学院生活だったなぁと感じられる二年間にすることです.
よろしくお願いします.
はじめまして.兵庫教育大学から来ました.松尾温子です.
まさか広島大学大学院に進学できると思っていなかったので,今もまだ不思議な感じがしています.
兵庫から東広島に来たばかりなので,新しいことばかりの毎日です.
2年間という時間は,あっという間に過ぎていってしまうと思うので,早く西条での生活に慣れて,1日1日を大切に過ごしていきたいと思います.いろいろなことについて考えたり悩んだりしながら,できるだけ多くのことを吸収して,良い2年間だったと言えるようにがんばりたいと思います.よろしくお願いします.
全国数学教育学会・第30回研究発表会の感想
「学会」…なんとも謎めいた印象の言葉です(あくまで私の主観です).私もその謎めいた集団の研究発表会に参加するようになってから1年になりますが,やはり発表していないので参加したという感じはあまりしません.はやく発表したいものです.研究は進んでいませんが….
今回はWittmann先生関連の発表が多かったように思います.これは,多少強引に解釈すれば,日本の数学教育(学)が先生の掲げる「数学教育学」を志向しているといえるのではないでしょうか.
そうなると当然,「自分の研究は先生の数学教育学のどこに位置づくのだろうか」ということを考えるわけですが,私の研究が「学」の名に値しているはずもなく,落ち込むという結末になります.
たわいもないことをつらつらと書きましたが,最後に仮説を1つ.
全国数学教育学会研究発表会は,数学教育関係者にとって「本質的学習場(substantial learning environments)」と言えるのではないでしょうか.
初めて学会に参加してとても楽しかったです.
今回は準備する側だったので,このような会では必ず誰かが裏方で働いているからこそ成り立つものなのだと改めて感じました.
発表の内容は興味を引かれるような内容が多くて面白かったです.
もっと自分も勉強したくなりました.
今回,初めて学会に参加し,受付,ベル係,ビデオ係など初めてのことばかりで緊張の中,先輩方についてお手伝いさせてもらいました.
発表では多くの先生方の前で研究の成果を堂々と発表されている先輩方の姿が印象に残っています.
2日間とても貴重な体験をさせてもらいました.
今回の学会は,2日間参加したはじめての学会でした.
準備や片づけ,受付やベル係などはじめてのことばかりでした.
わからないことだらけでバタバタしている時間もたくさんあったので,ベル係にときは発表を聞けることを楽しみにして会場に向かいました.
しかし,実際には時間が気になってしまいベル係の仕事で精一杯という感じになってしまいました.
2日間を終えてみて,勉強になる経験ばかりでした.
来年は,いろいろなことを今年よりもしっかりこなすことができるように成長していないといけないと感じました.
学部時代の大学の先生方とも久しぶりにお会いすることができ,貴重な時間を過ごさせていただきました.
今以上に自分の研究もがんばりたいと思います.
第91回全国算数・数学教育研究大会の感想
今回は京都での全国大会に参加してきました.
現場の先生の発表をきく機会はそうそう無いため参考になることも多かったです.
それと共に今の自分の行っている研究と現場の先生方の考え方の違いといいますか,
言葉に言い表せない心のもやもやを感じています.そこを明確にするいくのが今後の1つの課題です.
また自分が現場に出たときには今回の先生方のように積極的に参加したいと思いました.
いやむしろ参加すべきであると思います.
この参加で得たことを活かしてより研究に精進したいと思います.
8月8日 博士課程前期2年 いわちどう ひでき
鏡山数学教育学会第8回研究発表会の感想
先日,鏡山数学教育学会第8回研究発表会に参加し,僭越ながら発表までさせて頂きました。こういった場合,自身の発表に対する省察や未学への嘆き,今後の抱負などを綴るのが通例でしょうが,そんなことを書いたところで読者の方々(いるのか?)の得るものは何もないでしょうし,私としても悔しさや不甲斐なさが再発するのでよしておきます。こういったえも言われぬ感情は敢えて言葉にせず,自分の内にて消化なり再利用なりするのがよいのではないでしょうか。
そこで今回は「議論」について少し思ったことを述べたいと思います。諸先輩方には常々議論の重要性を説かれますがなかなかうまくできないものです。ある先輩は発表に対するレスポンスとして「感想」,「指導」,「質問」があるとおっしゃいました。確か右に行くほどよいというようなことも言っていたような気がします。私は「指導」など当然できないので「感想」にならないよう気をつけて発言するようにしました。発言をすればするほど学のなさを露呈することになるわけですが,恥を捨ててなんとか少しでも多く参加できるよう自分としては努力したつもりです。
今回だけではなく日頃のゼミ等も含めて先輩方の発言を聴いていると,癖というのかスタイルというのかよく分かりませんが,ある種の「型」がそれぞれに見て取れます(勿論,型に嵌らないという「型」もあるでしょう)。それは物事を観る視点や角度,切り口のようなものですが,確立された型の先には明快な指導,質問があるのかもしれません。私もはやく自分の「型」を見つけて(或は自覚して)有意味な議論を展開できるようになりたいものです。
9月10日 博士課程前期1年 おおたき こうじ
日本数学教育学会第42回数学教育論文発表大会の感想
今回は静岡。静岡は人生2度目で 学会の前日は「静岡おでん」をいただきました。 残念ながら違いは今一つ分かりませんでしたが。 そのあと2次会まで行き飲んでいました。 が・・・次の発表当日は頭が痛く完全なる二日酔い。もうすこし考えればよかった。 そして発表。聴衆も少ないうえ,あまり伝わらず残念な結果となりました。 もう少し勉強,発表の練習をしとけばよかったと思いました。 また他の人の発表もみても自分の勉強不足を痛感する結果となりました。 もっと勉強,理論の整理が必要です。 懇親会では普段話すことができない先生と話すことができ, 貴重なアドバイスをいただくこともできました。 今回いただいた意見をもとによりよい修士論文を 完成していこうと思います。
日数教の論文発表会に参加してきました。 事前の発表スケジュールで初日に発表することがわかっていたため,気分よく静岡に乗り込むことが出来ましたが,前日から気合いを入れすぎました。静岡おでんはおいしかったのですが,あまり特徴を掴むことはできませんでした。 肝心の発表では,危惧されていた,PMEとRMEを言い間違えることもなく,無事終えたと感じていますが,情報を伝える側の立場はまだまだ経験不足であると感じました。 懇親会では,初日発表の強みを利用し,積極的に先生方にお話を聞かせて頂き,有意義な時間となりました。そして鮪の解体を間近に見れ,普段ではなかなか頂けない部位も十分に堪能でき,心,体ともに充実し,今後の意欲となりました。大会運営者の皆さんのすばらしい企画に感謝します。
今回の学会は,大学院生になって大学を出て参加する初めての学会でした. 広島から静岡への移動など,係の仕事も含め心配なことも多々ありましたが,本当にいろいろな経験ができました.先輩方には,様々な場面で助けていただき,本当にありがとうございました. 今回は,発表もゆっくり聞くことができました.M1も半分以上が終わり,私自身が学会で発表する日も近づいてきています. 改めて,自分の研究もがんばっていこうと思いました.
先日,駿河国で行われた日本数学教育学会第42回数学教育論文発表会,及び日本数学教育心理研究学会(PME-Japan)平成21年度総会・研究集会に参加してきました。前者の方の感想は他の方々に任せて,私はPMEJについて書きたいと思います。
ここでは自分の研究の新規性・独自性というものを痛烈に意識させられました。というのも,PME33(ギリシャ)の参加報告の中で「海外の研究者は新しい用語・概念をどんどん作るが,日本の研究は横文字の縦文字化の傾向が強い」ということが言われていたからです。私は「ミスコンセプション」を研究テーマとしているので,まさにこれに当て嵌まってしまいます。しかし,そんなに簡単に新しいことを生み出すような能力は私には勿論ないので,今のところこの方向でがんばっていくしかありません。なんとか研究内容の方で新規性・独自性を示せれば幸いです(やるしかないです)。
今後,上記のことを課題としてメイドインジャパンの理論等が増え,「数学教育学界に日本あり!」というような時代が来ることを,そしてその一端にεくらいでも私が貢献できることを切に願うばかりです。
余談ですが,駿河国(するが「の」くに)とか山手線(やま「の」てせん)等の言葉を見ると,信じられない所に助詞(これは助詞なのか?)を入れてくるなあ,と関心させられます。短歌や俳句に見られるような日本人独特の語感やリズム感によってなせる妙技なのでしょうが,なんといいますか…秀逸です。
全国数学教育学会・第31回研究発表会の感想
今回は大分県で学会が行われました。初大分です。
東広島から大分はわずか3時間ほどで到着。案外近いことにびっくりしました。
とり天,ふぐなどおいしいものはしっかりいただきました。
温泉は入れませんでしたが。
さて肝心の発表ですがすでに5回目です。
しかしながら相変わらず緊張し,
ゆっくりしゃべろうとしても早口になっていて聴講者にうまく伝わったか不安です。
全体会では,「理論研究と実践研究をいかにしてつなぎ合わせるか?」の会場に
参加しました(ビデオ係を他大学の先生から仰せつかりましたがミスをしてます。)。
やはりその間には困難性が横たわっているようです。
「言うは易し、行うは難し」ですが,
少しでもその溝を埋めるように研究をこれからもがんばりたいと思います。
今回の学会では沢山勉強させて頂いたとともに,自分の未熟さを痛感しました.しかし,先生方から貴重なお話を頂いたので,非常に価値あるものとなりました.
別府温泉も良かったです.
今回の学会は,初めての発表でした.緊張しながら本番を迎えました.
内容,発表の仕方など,課題は山のようにありますが,この発表を目標にやってきたため,達成感を味わうことができたと思います.
今後も今回の発表から得られたことをもとに,研究に取り組んでいきたいと思います.
係の仕事は,今回も不十分なことがありました.迷惑をかけてしまったことも多々ありましたが,先輩方のおかげで何とか学会を終えることができました.
これからもがんばりたいと思います.
今回は学会デビュー戦でした.発表は目も当てられない酷いものでしたが,目的は達成できたと考えています.
デビューつまり初体験というのは当然人生で一度きりであり,その果たす役割の大部分を占めるのは,当該領域において自分がいかに未熟であるか知ることであると考えます(一部の天才は除く).そういった意味では今回,私は己の未熟さを再認出来ましたし,悪くない初戦であったと思います.繰り返しますが内容は悪いです.経験として悪くなかったということです.
発表の話はこれくらいにしておいて,以下は私が今回デビューを果たしたもう一つのものについて書きたいと思います.
それは海に住む河の豚「フグ」です.氏は「美味」,「高価」,「有毒」などのキーワードで有名です.私が20余年,氏と出会わなかったのは「高価」の部分が多分に影響していると思われます.しかも,私は基本的には保守的な人間なので,死の危険を冒してまで食べようなどと今まで考えもしませんでした(毎年死亡事故が起きています).ですが,赤信号もみんなで渡れば怖くない(らしい)ように,フグもみんなで食べたのであまり怖くありませんでした.たいへんおいしかったですし,養殖技術等の発展のおかげでしょうか,値段も良心的でした.特に「ヒレ酒」は私の舌と相性がよかったようで,一杯でかなりの量がありましたが,二次会にも拘わらず二杯も飲んでしまいました.
今回は食べられませんでしたが,何でも大分ではフグの肝まで食べられると聞きます(他の地域では条例で禁止されているそうです).人間の食への探求心というのは恐ろしいものです.初めてフグを食べた人に敬意を表し,彼/彼女の如きチャレンジ精神を持って研究を行っていきたいものです.