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知って防ごうデートDV 高校生対象に出前講座
 | デートDVの定義などについて学んだ出前講座=仙台市青葉区の仙台高 |
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ドメスティックバイオレンス(DV)の一つで、交際相手からの暴力「デートDV」。せんだい男女共同参画財団(仙台市)は本年度、デートDVをテーマにした市立高校への出前講座を始めた。2月に起きた、DVが絡むとみられる石巻市の男女3人殺傷事件を契機に、同世代の高校生にデートDVの知識を伝え、被害を防ぐのが狙いだ。
講座は、石巻の事件後、高校の養護教諭らから「デートDVの予防啓発にどう取り組んでいいのか分からない」といった声が寄せられたのを受けて財団が企画した。財団が講師の紹介と講師料の一部を負担。DVの相談や被害者支援に取り組む「仙台女性への暴力防止センター(ハーティ仙台)」のメンバーが講師を務め、デートDVの内容や対処法などを伝える。 青葉区の仙台高(生徒879人)で8日に開かれた講座では1年生282人が受講し、ハーティ仙台の門間尚子事務局長(41)が「デートDVを知ろう!」と題して話した。 門間さんは「身体的なものに限らず、携帯電話のチェックや交友関係の制限などもDVに当たる」と説明。プライベートな写真をメールなどで配信する被害が増えていることに触れ、「自分も相手も大切にする付き合い方が大事。二人の世界にこもらず、困ったら友達や周りの大人に話してほしい」と呼び掛けた。 受講した1年の庄子真代さん(15)は「DVは人の気持ちを考えないことが原因と分かった。自分が被害者にも加害者にもなるかもしれない。相談できる友達が必要だし、自分を見つめ直そうとも思った」と話した。 内閣府が2008年に実施したDV調査によると、10〜20代で交際相手から被害を受けたことが「あった」と答えた人は女性が13.6%、男性が4.3%。仙台市が同年行った調査でも、最初にDVを受けた時期を「交際中」と答えた女性は27.6%に上っている。 出前講座は市立6校のうち、年度内に仙台高を含む3校で開く予定。同財団は「高校生がデートDVについて学ぶ機会はなく、学校で講座を持つ意義は大きい。今後も学校などに働き掛け、必要な知識を伝えたい」としている。
2010年09月15日水曜日
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