東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

イランが天野氏名指し批判 IAEAへの不満背景か

2010年9月16日 12時02分

 ウィーンの国際原子力機関(IAEA)本部で記者会見する天野之弥事務局長=13日(ロイター=共同)

写真

 【ウィーン共同】イランは15日の国際原子力機関(IAEA)定例理事会(日米など35カ国)で、イランの核兵器開発の疑惑解明を求める天野之弥事務局長を繰り返し名指しした上で「事実を完全に誤認している」との批判を展開、天野氏が直接反論する異例の事態となった。

 天野氏は6日に配布したイラン核問題報告書で、疑惑解明につながる協力を得られないと同国を批判しており、イラン側の対応にはそのいら立ちがにじみ出た形だ。IAEA外交筋は15日「イランの立場は厳しさを増している」と指摘した。

 イランのソルタニエIAEA担当大使は、天野氏がまとめた報告書が「外部の圧力下で書かれた」と述べ「IAEAの信頼性は危機にさらされている」と各国に訴えた。日本の核物質の保管態勢に対する「深刻な懸念」も表明し、日本国内の核物質の保管場所やその正確な量を理事会に報告するよう天野氏に求めた。

 一方、天野氏は「どの国の圧力も受けていない」と反論、イランの協力は不十分だと同国を再び批判した。先進国外交筋は「イランは日本を批判することで、天野氏をけん制したのだろう」と話した。

 

この記事を印刷する





おすすめサイト

ads by adingo