練習を終え、はだしで引き揚げる田口=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(塚田陽一郎撮影)
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名古屋グランパスは14日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習を行った。U−19(19歳以下)日本代表として仙台カップ国際ユース大会(9〜12日)に参加していたMF田口泰士(19)がチームに合流した。同大会では全3試合に出場して生き残りへアピール。U−19アジア選手権(10月4〜17日・中国)のメンバー入りを目指す。
やることはやった。U−19代表から帰ってきた田口は「試合に出て、しっかり動けた。あとは予選メンバーに入れるかどうか」とU−19アジア選手権に向けた最後のアピールを納得の表情で振り返った。
仙台カップではボランチとして全3試合でプレー。背番号「10」も背負った。初戦のフランス戦(○2−1)は途中出場だったが、ブラジル戦(●0−1)にフル出場し、中国戦(○4−0)も先発出場した。布監督が掲げる「ハードワーク」を実践できるようになってきたという。
「90分を通して試合に出て、運動量もあったし、チームコンセプトもだいぶ実戦でできた。ただ、単純なミスも多少あったので、そこを直していきたい」
2年前のU−19アジア選手権では、日本は準々決勝で敗退しU−20W杯の出場権を逃した。「それ(前回の敗退)はミーティングでもよく言われている。やっぱり世界に行きたい」。2大会ぶりに世界への扉を開く重みを、十分認識している。
2年目の今季、リーグ戦はベンチ入りが2試合だけだが、中盤でダニルソンと中村の2人が出場停止の横浜M戦(18日・瑞穂)ではチャンスも広がる。
「MFだけじゃないけれど、いい選手がたくさんいる」という同世代の代表候補からメンバー入りを果たすため、最後までアピールし続ける。 (塚田陽一郎)
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