どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

道内

カニ送り付け 商品価値10分の1程度 札幌の暴力団員逮捕

(09/13 14:55、09/14 09:26 更新)

尾崎容疑者が客に郵送したズワイガニとワカメなどのセット。1万円で販売したが、実際は千数百円相当だったという

尾崎容疑者が客に郵送したズワイガニとワカメなどのセット。1万円で販売したが、実際は千数百円相当だったという

 電話で勧誘した道外の客に品質の悪いカニなどを販売し、必要な契約書類を送らなかったとして、道警生活経済課と札幌白石署は13日、特定商取引法違反(書面不交付)の疑いで、札幌市豊平区西岡4の11、暴力団員、海産物販売業尾崎大樹(だいき)容疑者(31)を逮捕した。道警は同容疑者が同様の手口で、少なくとも昨年12月以降、道外の1400人にカニなどを販売し、2千万円以上を売り上げていたとみて調べている。

 逮捕容疑は、2月中旬から8月上旬までの間、茨城県や福岡県など道外の52〜77歳の男女9人の自宅に電話し、道産のタラバガニなどを購入するよう勧誘。1万〜2万円で販売した際、8日以内であれば無条件で解約できるクーリングオフ制度に関する書類などを渡さなかった疑い。尾崎容疑者は容疑を認めているという。

 同課によると、尾崎容疑者はタラバガニの注文を受けながら、より安価なズワイガニや毛ガニとみられるカニの甲羅や、折れてばらばらになった足を送るなど、実際は千数百円相当の商品を郵送していたとされる。

 中には5センチのカニや3センチのホタテなど、商品価値がほとんどないものを送るケースもあったという。<北海道新聞9月14日朝刊掲載>

道内記事一覧

16日

15日

14日

13日

北海道新聞・道新スポーツ購読のお申し込み
企画/特集

もっと知りたい

特選!北海道ネット通販

【Fショット】選手写真を販売中です ファイターズ選手の写真販売サイト「Fショット」では、プロカメラマン撮影の貴重な写真を販売しています。

このページの先頭へ