さて、こんなオンナはゴメン!シリーズ第3回目は、2000年代に一気にジャンプします。35歳で再開、婚活第2期に当たります。
真剣に結婚を意識している男なら、35歳を過ぎるとノンビリしているわけにもいきません。40歳の男としての賞味期限?を意識して、複数の結構相談所に加入しました。前回お話した「破談」により、仕事、女性などすべての運気が低下した私は再び転勤を命じられ、華やかな雰囲気とは無縁の地方都市で3年間、苦難の日々を過ごしました。「刑期」を終えて東京に戻り、心機一転、婚活に力を入れ始めました。東京に復帰した2003年春ごろは最高で週3人のペースでお見合いをしていたと記憶しています。
高級店の食事ばかり……
そんなとき、大手金融機関で秘書として働く30歳の女性とお見合いをしました。場所は都心のホテルの高級和食レストラン。仕事など共通の話題も多く、清楚な雰囲気が気に入ったので、その場で2度目の約束を取り付けることに成功しました。
2度目は2週間後。どこにご案内しようかと考えている間に彼女からメールが届きました。「丸ビル36階のモ◎◎◎(高級フレンチ)に行きたい」と。
個人的にはテーブルマナーに神経を使うフレンチなど好きではないのですが、相手の希望とあっては断ったら男がすたるというものです。速攻で予約しました。当日は高いワインも飲んだので、二人で3万円近くになりました。支払いはもちろん私です。
3回目のデートはまた2週間後。今度は私主導で、料理とお酒のおいしいレストランにお連れしました。一見、順調のようでしたが、少しずつ異変も生じつつありました。
メールを送ってもしばらく返信がなく、ケータイが留守電になってつながらないことがありました。秘書の仕事は忙しいから仕方ないかなと半ば諦めかけていると、こちらの心理を見透かしたようにメールが届くのです。しかも、メールには「銀座の久◎◎(寿司店)で食べたいな」とハートマークに顔文字までついていました。久◎◎って誰もが知っている超高級寿司店ですが、行ったことなどございません。支払いは一人で軽〜く2万円は超えるでしょう。
それにしても、男って馬鹿ですねぇ。このときも速攻で、お店に電話を入れました。結果的には満席で予約が取れず、別の寿司店にお連れしましたけど…(久◎◎ほど高くなかったけど、飲んだり食べたりで支払いは3万円オーバー!)。
最後はまた2週間後。「一緒に行きたいフレンチがあるので、自分で予約入れますね」と、またしても顔文字付きのメールが届きました。ここでも私は即レスでOK!の返信。楽しい時間が流れ、その後、絶望の淵に落とされることなど思いもしませんでした。
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