民主党代表選で再選を果たした菅直人首相=14日午後3時38分、東京都港区、飯塚悟撮影
民主党代表選で再選を果たした菅直人首相(左)と握手をする小沢一郎前幹事長=14日午後3時42分、東京都港区、山本裕之撮影
民主党代表選は14日午後、東京・芝公園のホテルで投開票され、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を破り、再選を果たした。菅首相は、ただちに党役員人事と内閣改造に着手する。7月の参院選での敗北でつまずいた政権運営を立て直し、衆参各院で多数派の異なる「ねじれ国会」に臨む態勢を整えることが急務となる。
代表選では、「脱小沢」路線を掲げる菅首相と、党内融和を重視する小沢氏の党運営への姿勢に違いが際立った。
財源論や外交・安保などの政策でも激しい論争が交わされ、全体の約3分の2を占める国会議員票の奪い合いなどで両陣営の運動は過熱した。
このため、党内外で代表選後のしこりを懸念する声が上がっている。菅首相がこれからも「脱小沢」の姿勢を貫けば巨大な「党内野党」勢力を抱えることになり、今後の人事で小沢氏やその周辺の議員をどこまで登用するかが注目される。
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■民主党代表選の結果(敬称略。単位はポイント)
菅 直人721(国会議員票412、地方議員票60、党員・サポーター票249)
小沢一郎491(国会議員票400、地方議員票40、党員・サポーター票 51)
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