月光
シニカル男子とキュートな悪女の不思議な関係が紡ぎ出す心惑わすルナティック・ラブストーリー!
退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々宮。
ある日、彼は美人で成績優秀、ゴシップが絶えない謎多きクラスのアイドル・月森葉子のノートを拾う。そんなアイドルのノートからはみ出した紙切れには彼女のイメージとは程遠い言葉──「殺しのレシピ」という見出しが書かれていた。興味を持った彼は思わずそれを持ち帰ってしまう。その紙切れには完成度が低い稚拙な殺人計画が書かれているだけだった。
翌日、野々宮は月森に探し物がないかと尋ねるが、彼女からは「いいえ」という返事だった。そしてその数日後、彼女の父親が事故死するという報せを聞くことになり……。
<キャラクター>
登場するのは一風変わった人物ばかり!?
その中でもメインで登場する人たちをご紹介!
野々宮(ののみや)
天の邪鬼で素直になれないシニカル男子。日頃から退屈な日常から抜け出したいと考えている。
月森葉子(つきもり ようこ)
美人で成績優秀、クラスのアイドルでゴシップが絶えない謎多き完璧女子。ある日を境に野々宮へ近づくが……。
宇佐美千鶴(うさみ ちづる)
野々宮のクラスメイトで、ひたすら素直な女の子。野々宮のことが気になっているらしい!?
鮫島未来(さめじま みらい)
野々宮のバイト先の先輩で自称・女子大生。美人だが勝気でかなり凶暴。
虎南(こなん)
見た目通り軽薄な刑事。ある事件の捜査として野々宮につきまとうが……。
<キーワード>
殺しのレシピ
野々宮が拾ったノートに挟まっていた紙切れに書かれていた見出し。野々宮はこの紙切れの落とし主が、完璧女子・月森葉子ということを知り、興味を引かれ家に持ち帰ってしまう。これを拾ったことにより、退屈だと思っていた野々宮の日常が少しずつ変わっていく。その紙切れの内容とは、完成度が低い稚拙な殺人計画が書かれているだけだが……。
オレンジジュース&ワイン
野々宮のクラスメイトである鴨川が可愛い女子・宇佐美千鶴とクラスメイトで謎の美人・月森葉子を飲み物に例えてこう呼んだ。ストレートで未成年にも好かれやすい王道のような女子・宇佐美はオレンジジュース、それに対して、いけないと知っていながらも惹かれて止まないアルコールのような魅力ある女子・月森はワインらしい。
『ビクトリア』
野々宮のアルバイト先であり、美味しいコーヒーを出す英國風カフェテリア。そのスタッフはいつもオドオドしている猿渡や大柄で温和な鯨井店長、店長よりも偉そうにしている鮫島未来が働いている。未来の機嫌が悪いときは、猿渡がその被害を受けることが多いんだとか!?
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