2010年9月13日
予想通り、朝から大勢の観客がモンツァに詰めかけた。昨日のアロンソのポールポジションを知ると、やはり「モンツァに行かなければならない!」と思うこと、これこそティフォシの基本のようだ(笑)。ただし、イタリアらしいと思うのは優勝すれば最後の最後まで見届けるが、仮にリタイアしようものならあっさりと見捨ててしまうことだ。応援の度合いも半端じゃないが、その分シビアでもある、その期待に応えなくてはならないチームやドライバーには凄いプレッシャーになる。
だが今日のアロンソはそんなプレッシャーをものともせず、久しぶりに強いフェラーリを見せつけてくれた。おかげで如何にもモンツァらしい盛り上がりをみせたイタリアGPとなった。まるでフェラーリのため、いやティフォシのためのようなレース展開、今日は彼らもさぞかし気分良く眠りにつけることだろう(笑)。
そして今日のアロンソが全て思うように行ったとすれば、反対にこの週末は最悪だったのが可夢偉かもしれない。金曜日から思うようにマシンが走らず悩んでいたが、今日はマシントラブルでなんとグリッドに付くことさえできなかったのだから。もちろん自分のミスではないのだが、結果としてレースに参加できないのではドライバーとしては何もできない。彼のやるせない気分はモンツァを去る後ろ姿にも表れていた...
さあ、ここから始まるアジアン・シリーズ。シンガポールそして待望の鈴鹿へ、そして未だ詳細が明かされない韓国グランプリへと続くのだが、本当に韓国グランプリは開催されるのだろうか? メディアの宿泊先のインフォメーションも全く無いし、アクセスも詳細は明かされていない。
今年は1レースで得るポイントが大きいだけに、1レースが開催されないだけでも配分が大きく変わってくる。タイトル争いにも大きな影響があるのだから、開催できるのかどうか? 一刻も早く知らせて欲しいものだ。そして例え今年強引に開催しても、観客やチームサイドの評判が悪ければ来年以降に影響するのだから、その事も踏まえて冷静に判断を下して欲しい。
1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。
2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。