殺人 大分・別府の雑木林に変死体 神戸の女性看護師か
毎日新聞 9月5日(日)21時19分配信
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女性の遺体が見つかった現場付近の斜面を捜索する捜査員=大分県別府市明礬で2010年9月5日午後3時48分、本社ヘリから野田武撮影 |
県警が5日に司法解剖をした結果、手で首を絞められ、右後頭部が陥没していることが分かった。足などに擦過傷や打撲傷があったが、抵抗したり乱暴された形跡はないという。死亡したのは8月31日〜9月1日とみられ、腐敗が進んでいるためDNA鑑定により身元確認を進めている。
遺体は4日午前、砂利道から3〜4メートル下の雑木林にうつぶせに倒れた状態で見つかり、白の袖無しシャツに緑色のサンダルを履いていた。財布や携帯電話などの所持品は見つかっていない。女性が倒れていた斜面の上の砂利道には、握り拳ほどの大きさの石が地表に出ており、表面に血痕のようなものが付いていた。
一方、遺体の発見現場から約200メートル離れた砂利道に放置されていた軽自動車は、女性看護師の親の名義。普段は女性看護師が使っており、車内には、土産や毛布のほか、タオル、歯磨き、化粧道具などがあった。
また、車内にあった日記には、8月28日に福岡▽29日に熊本▽30日に鹿児島を訪れたことが記されていた。最後の部分には「31日夕、大分温泉巡り」と書かれていたという。
女性看護師は、兵庫県洲本市の家族に「1人で九州旅行に行く」と話し、8月28日に神戸を出発。31日午後、母親に「宮崎にいる」とメールを出していた。母親は1日午後8時ごろ、メールを出したが返信がないため、2日に捜索願を出した。
明礬周辺の宿泊施設では看護師が泊まった形跡は確認されていない。県警は大分県に入った後の足取りも調べている。
現場は別府市の明礬温泉の旅館街から約1.5キロ南西の山中。【祝部幹雄、深津誠、田中理知】
最終更新:9月5日(日)21時51分
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