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「わさお」主演、銀幕デビュー 青森・鯵ヶ沢の人気ブサかわ犬
 | 映画化が決まったわさおと飼い主の菊谷さん |
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「ブサかわいい」(不細工でかわいい)で人気の青森県鯵ケ沢町の秋田犬「わさお」を題材にした映画が来年3月に公開されることになった。わさおにまつわる実話を基にスクリーン化。飼い主の菊谷節子さん(66)役は女優薬師丸ひろ子さんが演じ、同町を舞台に飼い主ら住民との触れ合いなど温かい物語が描かれる。 映画のタイトルは「わさお」。監督は今年公開された映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を撮った錦織良成さんが務める。9月末から約2カ月間、主に鯵ケ沢町で撮影され、地元住民もエキストラで加わる。 物語はわさおが飼い主を探し、東京から青森を旅し、たどり着いた鯵ケ沢町で菊谷さんに出会い、飼われ始める。そのころ町内では、わさおに似た正体不明の動物による農作物の被害が相次ぐ。わさおにも疑惑の目が向けられ、猟師が呼ばれる騒動に発展するという展開だ。 映画には鯵ケ沢町で盛んなトライアスロン大会などのイベントも盛り込まれ、青森、秋田両県にまたがる世界自然遺産「白神山地」や日本海の美しい夕日も登場する。 制作する東映によると、タレント犬が出演せず、映画のモデルとなった犬が演じるのは初めて。東映は「圧倒的な存在感はまねできない」と理由を語る。 映画化は映画制作会社の社長が昨秋、わさおを見て、ほれ込んだのがきっかけ。菊谷さんは「町の活性化になるなら」と受け入れた。菊谷さんは「映画を作るなんて信じられなかったけど、わさおの演技が映画を見た人に元気を与えられればうれしい」と話す。
2010年09月11日土曜日
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