記事入力 : 2010/09/14 09:39:13
労働党代表者会、経済特区開設も議題か=中国専門家(下)
北朝鮮はまた、配給機能が崩壊した計画経済体制に代わり、全国に自然発生的に生まれた市場をそのまま維持しながら、農村の食糧生産能力を高めるための農業改革を取る可能性が指摘されている。ある専門家は「中国の経験からみて、北朝鮮の農村問題の解決法も見通せる」とし、中国式の生産責任制が導入される可能性を示唆した。北朝鮮が同時に「先軍政治」(軍事優先路線)で大きく低下した労働党の指導的地位や政策調整機能を強化するとの見方もある。
西側は北朝鮮が開く労働党代表者会で、権力継承問題が公になるとみているが、中国側関係者は、今回の代表者大会でキム・ジョンウン氏が後継者として登場することはないとみている。
北京駐在の外交関係者は「東洋の社会では、年齢を重視する傾向がまだあり、ジョンウン氏が早期に後継者して浮上すれば、かえってマイナス効果を生むことがあり得る。北朝鮮国内では、ジョンウン氏への権力継承に向けたチームが既に構成されており、あえて党代表者会でジョンウン氏への後継体制を公式化しなくてもよいではないかとの見方が有力だ」と述べた。同関係者は、ジョンウン氏が地位が低いポストにまず任じられ、後継に向けた修業を行うのではないかと予測した。
長春・北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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