復活「ラ王」に自信 日清、次世代ノンフライ技術で「最高の麺」
フジサンケイ ビジネスアイ 8月25日(水)8時16分配信
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2種類の新生「ラ王」を持つ日清食品ホールディングスの安藤宏基社長(写真:フジサンケイビジネスアイ) |
■フォト■ 8月で生産中止した生タイプの“先代”「ラ王」
新ラ王は、ラーメン専門店でブームになっている太麺とその食感、さらに麺の風味を実現するため、「3層太ストレート製法」(特許申請中)という技術で開発した麺を採用した。太くても短時間で麺の中心部まで柔らかくなるほか、スープがよく絡む麺を完成させた。小麦粉やかん水の独特の風味や香りを維持することにも成功した。
安藤宏基社長は「市場で発売されている麺の中では一番いい麺に仕上がった」と解説。新製法でコストを抑えることもでき、「その分、具材にお金をかけ、ボリュームもしっかり。コストパフォーマンスもいい」と自画自賛した。
新製法による麺を使った商品に別のブランド名をつけることも検討されたというが、「その時代の最新の技術を搭載した最もうまい麺につけるブランドがラ王」(安藤徳隆専務)との理由で、ラ王の復活が決まった。
初代ラ王は1992年に誕生。93年には年間1億4000万食を売る大ヒットとなったが、年々販売量が減少していた。
「背脂濃コク醤油」と「旨味(うまあじ)豚コク味噌」の2種類で各248円。「最近では、30億円も売れればヒット商品とされる」(中川晋副社長)中で、年間100億円の販売を目指す。
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最終更新:8月25日(水)11時53分