赤と黒の「キッズTシャツ」を着て、企画したパパ選手とともに集合した子どもたち=名古屋市の瑞穂陸上競技場で(伊東朋子撮影)
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名古屋グランパスは12日の山形戦(NDスタ)に勝ち、2位以下との勝ち点差を7とし、首位固めに成功した。好調なチームの勢いも後押しして、MF三都主アレサンドロ(33)、DF田中隼磨(28)ら、子どもがいる“パパ選手”が企画した「キッズTシャツ」が、18日の横浜M戦(瑞穂陸)で、発売されることが13日、分かった。
1男1女の父である三都主が、自分の子供にチームのTシャツを買おうとしたが、110センチ以下の幼児用がなかったことから、ほかのパパ選手とも相談し、クラブ側に提案した。担当者によると、幼児用Tシャツは、採算を取るのが難しいため、浦和などグッズ売り上げが大きいチームしか作っていないという。
企画の初期から積極的に動いた田中は、「『I love DAD』のような、お父さんを尊重する言葉を入れることにこだわった。赤と黒の2色とも男女問わず、かわいく着られるデザインに仕上がった」と、自信たっぷり。三都主は、「チームの勢いもあって、今までなかった企画が生まれた。今年優勝したら、本当に記念の一品になるので、パパたちは試合で頑張りたい」と、張り切っている。
自らが企画したTシャツを着た子どもたちの応援が、初のリーグ優勝に突き進むパパ選手たちの活躍を後押しするに違いない。 (伊東朋子)
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