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MDMAは『田中さんが持ってきた』

 「押尾学被告第6回公判」(13日、東京地裁)

 今回の裁判で初めて被告人質問が行われた。119番しなかった理由を尋ねた検察側に対し押尾被告は「田中さんが亡くなってしまったので、薬を抜くのを優先させた」と述べた。当時のマネジャーに“身代わり”を頼んだかどうかには「第一発見者になってほしいと言っただけ」と否定した。

 田中さんの死亡までの状況については「人工呼吸と心臓マッサージを10セット以上やったが、生き返らなかった」と救命措置を尽くしたことを強調した。

 MDMAを持参したのは自身かどうか尋ねられると「田中さんが事件直前に『新作の上物のMDMAがあるから使おうね』と連絡してきて、興味があったので田中さんが持ってきたものを使った」とし、“保護責任者”という自らの責任を薄める供述に終始した。

 検察官はまた、押尾被告にMDMAを譲渡し、実刑判決を受けた泉田受刑者との関係についても質問。2人がMDMAを「アミノ酸」と呼ぶようになった時期について聞かれると、「彼が違法薬物で捕まったことがあるという話になった。『記録として残るから暗号化した方がいい』と。何月かと言われても分かりません」と答えた。

(2010年9月14日)

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