激しくにらみ合う、空牙(左)とえべっさん(右)=大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」(12日、ミナミムーブオンアリーナ)
ミラクルマンの負傷で、えべっさんvs空牙&HAYATAの1対2ハンディマッチに変更されたメーンは、わずか2分足らずでJOKERの反則負け。大ブーイングの中、なおも暴走する新ルード軍の前に現れたのはブラックバファローだ。「えべっさん!空牙をブチのめしたいのは、お前だけじゃねえんだ!」。ユニーク軍団とLOVが電撃合体し、改めてタッグマッチのゴングが鳴らされた。
仕切り直しの一戦も大荒れとなったが、えべっさんの気迫が全てを凌駕(りょうが)した。JOKERの執拗なイス攻撃を耐えぬくと、バファローの協力で孤立させたHAYATAを捕獲。えびすボトムで虫の息にし、ジャーマンで3カウントを奪った。
怒りのえべっさんは「空牙!汚い手を使わんと勝てへんのか!」と、場外エスケープをセコンドが阻止するランバージャックデスマッチでの9・18一騎打ちを提案。これにバファローは「えべっさん側のセコンド、俺たちLOVがつかせてもらう!」と宣言し“JOKER包囲網”を作り上げた。
「空牙のヤローをボコボコにして、みんなの前で惨めな姿をさらしてやります」と裏切り者への制裁を予告しつつも「また前みたいに、アイツと飲みに行けたら…」と、遠い目で“酒豪兄弟”時代に思いを馳せた福の神。果たして元パートナーの思いは空牙に届くのか。
(2010年9月12日)