ロッテ・今岡誠内野手(36)が、14日のソフトバンク戦(千葉)から1軍復帰することが13日、明らかになった。現在チームは5連敗中で、CS圏内死守へ苦しい戦いが続いている。西村監督は「雰囲気を変える必要がある」と入れ替えを示唆しており、経験豊富な天才打者に白羽の矢が立った。
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苦境に立つチームに、“誠の救世主”が帰ってくる。5月25日に出場選手登録を抹消されて以来、約4カ月ぶりの1軍復帰。現在5連敗中で優勝争いから後退し、CS出場を死守すべく正念場が続く。首脳陣は、ここ一番の“切り札”として、今岡投入を決めた。
2軍では33試合に出場し打率・282、0本塁打、11打点。天性の勝負強さと豊富な経験によって磨き抜かれた集中力。大詰めを迎えているシーズンで、苦しむロッテを救えるのは、この男しかいない。西村監督は入れ替え断行について「雰囲気を変える必要がある」と話したが、バットで雰囲気を変えられる、それが今岡だ。14日からの2位ソフトバンク戦では、相手先発に陽、和田、小椋ら左腕がそろう。指名打者や代打として、“左キラー”の今岡にかかる期待は大きい。
この日、2軍施設のロッテ浦和球場で練習を行い、荷物を運び出した際には「今の自分は多くを語れる立場ではない。頑張るだけ」と、久々の1軍復帰へ気を引き締めた。百戦錬磨のベテランは、自らの役割は十分に熟知している。「“ココイチ”のカレーみたいなもんやな」。“ここ一番”でのひと振りにかける意気込みを、今岡流に表現してみせた。
約4カ月に及んだ2軍生活。再び1軍の舞台に立つ日を目指し、しゃく熱の太陽の下、土にまみれながら練習に励んできた。“ココイチの今岡”が、満を持して千葉に帰る。
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