2010年 9月 14日 |
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貝殻山に冷蔵庫を投棄した業者を逮捕
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今年2月、岡山市南区の山中で冷蔵庫約50台が不法投棄されていた事件で、岡山市の廃品回収会社の元役員ら2人が廃棄物処理法違反の疑いで警察に逮捕されました逮捕されたのは岡山市北区尾上の廃品回収会社「創大」の元役員竹中真人容疑者(30)と元従業員の田口祐介容疑者(27)の2人です。警察の調べによりますと竹中容疑者らは今年2月、すでに逮捕されている同じ会社の社長と共謀し、岡山市南区の貝殻山に冷蔵庫51台を不法に捨てた疑いです。警察では、冷蔵庫を無許可で回収、運搬していたとして先月、竹中容疑者を逮捕し、不法投棄についても調べを進めていました。警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
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大原美術館開館80周年で特別展
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倉敷市の大原美術館で開館80周年を記念した特別展が始まりました。大原BESTと名づけられたこの特別展。モネの「睡蓮」やゴーギャンの「かぐわしき大地」。エル・グレコの「受胎告知」など、その名の通り、大原美術館の主要作品が勢揃いしています。収蔵作品の中には世界中から貸し出し要請があるものもあり、名作が一同に集まることは非常に珍しいそうです。どうしたら作品のもつ魅力を最大限に引き出せるのか、配置や展示方法など幾度も相談を重ね、3年間準備してきたというこの特別展。芸術への探究心を満たしてくれそうです。この特別展は12月5日まで開かれています。一方、倉敷国際ホテルでは大原BESTと連動して、収蔵作品をテーマにしたコースランチを始めました。モチーフは、アンリ・ルソーの名画、「牛のいる風景」です。ジャガイモは、高く積まれた藁を。トマトソースのかかったナスは座っている人を。真ん中の鶏肉は、牛を表現しています。モチーフは毎週変わるということで、今後、モネの睡蓮なども登場する予定です。これから深まる秋。芸術とおいしい料理で心も体も満たしてみてはいかがでしょうか。
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東北大学院生自殺裁判 大学側は争う姿勢
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東北大学院生だった男性が自殺したのは担当の准教授の指導に原因があったなどとして岡山県に住む両親が大学などを訴えた裁判の第1回口頭弁論が開かれ、大学側は全面的に争う姿勢を見せました。この裁判は、東北大学の理学研究科に在籍していた大学院生の男性が自殺したのは担当だった准教授が論文を受け取らないなど指導に問題があったのが原因として、岡山県に住む両親が大学と准教授に合わせて約1億円の損害賠償を求めているものです。岡山地裁で開かれた第1回口頭弁論で大学側は指導に過失はなかったなどとして全面的に争う姿勢を見せました。大学は内部調査で「指導に重大な過失があり、自殺の要因となった」とする報告書をまとめていて、准教授は去年5月に退職しています。
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豪雨災害で国の査定始まる
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今年7月大雨被害に見舞われた新見市などで国が復旧工事の費用などを決める災害査定が始まりました。岡山県北部の新見市や津山市では7月12日から17日にかけての大雨で土砂崩れや浸水などにより道路や河川に被害がでました。災害査定は国が復旧工事の費用を決めるもので、このうち新見市新郷高瀬の長久川では現地入りした国土交通省の査定官が大雨で崩れた護岸などを視察しました。災害査定は今月17日まで新見市のほか津山市と高梁市でも行われます。岡山県では135件の被害に対して約6億7000万円の復旧費を申請していて、国が精査した後費用の3分の2を補助し、早ければ1カ月後には工事が始まります。
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希少糖食品開発シンポジウム
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香川大学が香川県などと研究を進めている自然界にわずかしか存在しない糖、「希少糖」を使った食品の研究開発についてのシンポジウムが高松市で開かれました。シンポジウムは希少糖を使った食品の研究開発について産学官のネットワークを広げることを目的に開かれたもので香川大学の教授など5人が研究発表を行いました。この中では健康なラットのえさに希少糖を加えて与えた実験でラットの血糖値の上昇を抑えることができたことや砂糖の代わりに希少糖を使ってスポンジケーキを作るとやわらかさが増すため食感などに優れた加工食品に利用できることなどが発表されました。これまでの研究で希少糖にはがん細胞の増殖の阻止や糖尿病の予防に効果があることなどが分かっていて、香川大学は今年3月、消費者庁に特定保健用食品の申請を行っています。
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