関西演芸協会が１３日、本館活用事業を実施している大阪府庁で公演、会長の桂福団治（６９）が１１月１４日に大阪市中央区のワッハホールで同協会創立６０周年記念公演「関西演芸協会まつり」を開催することを発表した。落語家の桂春団治（８０）やベテラン漫才コンビ「海原はるか・かなた」ら２８組が出演する予定で、福団治は「上方演芸をよみがえらせる最後のチャンスという覚悟で」と力を込めた。

　また、この日の舞台に出演した漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」の渡辺裕薫（４２）は、数年後に大阪・ミナミの法善寺に、常設の寄席を建てる構想があるとし、「若手からベテランまで、漫才師を中心にした寄席です。まだ企画段階ですが関西演芸を盛り上げたい」と意気込んだ。

[ 2010年9月14日付 ]