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「口だけ」と酷評された菅首相 総合力で政治主導目指す

 【民主党代表選】党代表に再選された菅直人首相は、肝いりで新設した「新成長戦略実現会議」(議長・菅首相)の活動を本格化させて官邸機能を強化するとともに、自ら復活させた党政策調査会との連携も一層緊密にし、総合力で「政治主導による政策実現」を図る考えだ。案件ごとに設置する「特命チーム」も多用していく。

 民主党代表選で首相は、小沢一郎前幹事長から「口だけの政治主導。役人になめられる」と酷評された。これに対し「チームプレーでないと(政治主導は)できない」と反論しただけに、思い切った政策の実施など具体的な成果を挙げていけるかが課題となる。

 新成長会議は、関係閣僚のほか白川方明日銀総裁や労使代表、学識経験者らで構成。9日の初会合後に首相は「役所の壁を越えて動く。一つの政治主導の在り方だ」と自賛した。政府関係者と対象分野を得意とする与党議員でつくる特命チームも「50〜100ぐらい」(首相)つくり、幅広い議員の参加を促していく方向。

 官房長官と財務相、閣僚を兼務する党政調会長が2011年度予算編成の調整に当たる態勢は当面維持する見通し。この枠組みとは別に、予算編成などの「司令塔」の役割を果たす新組織についても検討を続ける。

 行政刷新会議の事業仕分けも党政調の協力を得て進める。若手議員も積極的に起用し、無駄削減による財源捻出につなげたい意向だ。

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