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米国はひとまず歓迎 「来春再び衆院選」の見方も

 【民主党代表選】米政府は民主党代表選での菅直人首相再選をひとまず歓迎している。日米両国が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設や世界的な不況、中国の不透明な軍拡といった重要課題を抱える中、日本政治に継続性と安定を何よりも求めていたからだ。

 オバマ米政権と近い米シンクタンク「外交問題評議会」のシーラ・スミス上級研究員は「誰がカウンターパート(交渉相手)か分からなかった鳩山前政権のような状態を米政府は最も懸念していた」と分析した。

 ただ、民主党内の代表選のしこりやねじれ国会がもたらす菅内閣の弱い政権基盤に不安は消えない。知日派の議会筋は既に4年で5人の首相が誕生していることに触れ「米国が同盟国に最も求めるのは安全保障の将来展望だ。それが日本の政治状況では期待できない」と語った。「来春には再び衆院選だろう」(知日派識者)との見方も出ている。

 小沢氏については普天間移設に関する日米合意の再考をにじませていた点が不安材料だったが、スミス氏は「誰が首相になっても普天間は難題だ」と指摘した。

 日米両政府は9月下旬に菅首相とオバマ氏の2回目の首脳会談を予定。11月のオバマ大統領訪日の際には、日米安保条約改定50周年を記念した声明の発表を計画する。だが、日米関係筋は「水面下の協議は進んでない。安保面で大きな成果は望めない」と明かした。 (共同)

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