地元は大敗に落胆「小沢先生の気持ちが伝わらなかった」

　【民主党代表選】敗れた小沢一郎前幹事長（６８）の地元・岩手県では１４日、悲願としてきた“小沢首相”実現がかなわず、支持者から「非常に残念」と落胆の声が漏れた。

　小沢氏の後援会関係者約５０人はこの日午後、同県奥州市水沢区の地元事務所近くに集まり、臨時党大会での演説や国会議員の投票をテレビで見守った。思わぬ大差での敗北に、肩を落とし、ため息をつく幹部も。

　小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長（７８）は「小沢先生の気持ちが伝わり切らなかった」と悔しさを隠さなかった。関係者は小沢氏の再起に期待し「頑張ろうコール」で結束を確認した。

　ある後援会幹部は、小沢氏の政治資金問題が敗因の一つと認めた上で「再び小沢待望論が出てくると信じている。次に向かって支え、応援する」とあくまで強気だった。

[ 2010年09月14日 18:01 ]