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仙谷官房長官は再任へ “悩み”は小沢氏の処遇

 民主党役員人事と内閣改造で求心力回復を目指す菅直人首相は14日、内閣の要である仙谷由人官房長官の留任を固める一方、参院選敗北の責任を問われた枝野幸男幹事長については交代させる方向で調整に入っている。

 両氏は「脱小沢」路線の象徴的存在。1人は留め置くことで世論に路線維持をアピールするとともにもう1人は交代させることで党内の小沢一郎前幹事長支持派への配慮を示す狙いがあるとみられる。

 今回の代表選では「挙党」がキーワードとなった。小沢氏が党所属国会議員のほぼ半分の支持を得たことで、首相は党運営で小沢氏の意向をある程度酌まざるを得ないとの観測が強まっている。

 小沢氏とその支持派の処遇も焦点。枝野氏の後任として小沢氏に近い細野豪志幹事長代理や松本剛明衆院議院運営委員長らの名前が取りざたされ、小沢氏支持に回った原口一博総務相、山田正彦農相を留任させ、挙党を強調するとの見方も出始めている。しかし、党員・サポーター票の結果を見ても小沢氏に対する世論の厳しさは鮮明だ。

 小沢氏に関しては来月にも政治資金問題をめぐり検察審査会の議決を控える。本人や側近のあからさまな起用は政権の求心力を回復させるどころか失わせかねない。挙党をめぐり首相は頭を悩ませそうだ。

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