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菅代表が再選 小沢氏に230ポイント差圧勝

民主党代表に再選され小沢前幹事長と握手する菅首相
民主党代表に再選され小沢前幹事長と握手する菅首相
Photo By 共同

 民主党は14日午後の臨時党大会で、菅直人首相(63)の代表再選を決めた。党所属国会議員と地方議員、党員・サポーターによる投票の結果、721ポイントを獲得、491ポイントの小沢一郎前幹事長(68)を大差で破った。首相は政権立て直しに向け、17日にも内閣改造に踏み切る意向だ。党を二分する戦いを演じた小沢氏やその支持派の処遇、参院選敗北の責任を問う声が出た枝野幸男幹事長の進退が焦点。

 代表選出を受けた記者会見で首相は党人事について「代表以外の党人事は全員が辞任したことになっている。現時点では全くの白紙だ」とした上で15日以降、判断する考えを表明した。

 2週間にわたる選挙戦では、小沢氏が抱える「政治とカネ」問題、衆院選マニフェスト(政権公約)修正の是非や消費税を中心とする財源問題などが争点となった。

 首相は、選出直後のあいさつで政権運営に関し「お約束した通りノーサイドで、党全員が力を発揮できる挙党態勢で頑張り抜く」と強調。ただ、小沢氏の処遇に関して会見では「党内の主だった方のご意見を聞いた上で考える」と明言を避けた。小沢氏は支持議員との会合で「一兵卒として民主党政権を成功させるため頑張る」と述べた。

 また、首相はあいさつで「元気な日本につくり直して次の世代に渡していく仕事を命をかけてやらねばと決意を新たにした」と表明。会見で衆院解散・総選挙について「3年間、任期がある。これを念頭に置いて、日本経済の立て直しに取り組んでいく」と、早期解散をあらためて否定した。

 両陣営は、最後まで態度を決めなかった20人程度の議員をめぐり党大会直前まで争奪戦を繰り広げた。首相は、劣勢と見られていた国会議員票でも412ポイント(206人)を得て400ポイント(200人)の小沢氏を上回った。党員・サポーター票では「249ポイント対51ポイント」で圧勝。地方議員票でも「60ポイント対40ポイント」と勝利した。

 小沢氏は「政治とカネ」の問題に対する不信感をぬぐえなかったのが響いたとみられる。ただ国会議員票で拮抗し、首相も挙党態勢を掲げていることから一定の発言力を維持するとみられる。

 民主党代表選の結果は次の通り。(敬称略)

 【総数】

 菅直人  721ポイント

 小沢一郎 491ポイント

 ▽国会議員票

 菅    412ポイント

 小沢   400ポイント

 ▽党員・サポーター票

 菅    249ポイント

 小沢    51ポイント

 ▽地方議員票

 菅     60ポイント

 小沢    40ポイント

 ▽無効など

 国会議員票 10ポイント

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