ファミリーヒストリー

番組内容

 祖父や祖母、そして父や母が生きた歳月。
 人生の岐路に立ち決断を下し、幾多の試練を乗り越え、力強く生きた日々。
 そんな家族の歴史を、私たちは知らないのではないでしょうか。家族の知られざる歴史を紐解くことは、今を生きる自らのアイデンティティや家族の絆を、改めて確認する作業でもあります。

 

 『ファミリーヒストリー』は、毎回、各界の第一線で活躍する著名人に焦点を当て、「家族史」を掘り起こす番組です。徹底した取材に基づく家族の秘話をVTRで紹介。スタジオに招いた本人はそれを初めて見て、「何を感じ」「何を語るのか」。驚きあり、涙ありのドキュメントです。

 一昨年以来、これまでに3人の方(「ルー大柴」「宮川大助」「市毛良枝」)の『ファミリーヒストリー』を放送してきました。多くの世代から好評を得て、今年は4回シリーズでお送りします。
 自らのルーツを思い起こさせる、見応えのある番組を目指します。

放送日時

第1回 8月23日 「綾小路きみまろ」
再放送 [総合]8月25日 0時15分 [BS2]8月30日 11時

第2回 8月30日 「マルシア」
再放送 [総合]9月1日 0時15分(※近畿地方・北海道は別番組) [BS2]9月6日 11時

第3回 9月 6日 「高橋惠子」
再放送 [総合]9月8日 0時15分(※近畿地方・九州地方は別番組。北海道での再放送は9月18日の午前10時30分。) [BS2]9月13日 11時

 

第4回 9月13日 「ジョン・カビラ」
再放送 [総合]9月15日 0時15分(※近畿地方・北海道は別番組) [BS2]9月20日 11時

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「ファミリーヒストリー」とは…

 祖父や祖母、そして父や母が生きた歳月。
 人生の岐路に立ち決断を下し、幾多の試練を乗り越え、力強く生きた日々。
 そんな家族の歴史を、私たちは知らないのではないでしょうか。家族の知られざる歴史を紐解くことは、今を生きる自らのアイデンティティや家族の絆を、改めて確認する作業でもあります。

 

 『ファミリーヒストリー』は、毎回、各界の第一線で活躍する著名人に焦点を当て、「家族史」を掘り起こす番組です。徹底した取材に基づく家族の秘話をVTRで紹介。スタジオに招いた本人はそれを初めて見て、「何を感じ」「何を語るのか」。驚きあり、涙ありのドキュメントです。

 

 一昨年以来、これまでに3人の方(「ルー大柴」「宮川大助」「市毛良枝」)の『ファミリーヒストリー』を放送してきました。多くの世代から好評を得て、今年は4回シリーズでお送りします。
 自らのルーツを思い起こさせる、見応えのある番組を目指します。

第1回 8月23日(月) 綾小路きみまろ

  再放送 [総合] 8月25日 0時15分〜
         [BS2] 8月30日 11時〜

 鹿児島県大隅半島、志布志市。綾小路きみまろ(本名・假屋美尋)は、父が農耕馬の種付けをする農家に生まれた。

 父・千尋は、貧しい生活を苦にせず、いつも穏やか。人から頼まれれば、決して断ることのない優しい男だった。そして、何しろ動物好き。特に馬を愛した。

 そんな父は、ある思いを胸に秘めていた。それを、明かすことなく亡くなった。

 父は戦争中、中国戦線に行った。戦地で兵器や物資を運ぶ馬を扱う役割だった。そこで味わった極限の体験。かろうじて日本に戻ると、幼い一人息子、続けざまに妻も亡くした。生きる目標を失った中で、周囲の薦めで再婚したのが、きみまろの母だった。家族を大切にした父。亡くなった家族のこと、戦時中の厳しい体験を胸にしまい込み、常に陽気に振る舞うようになった。

 きみまろは、長い間、気になっていた父の過去に、初めて触れる。

【ナレーション】余貴美子

第2回 8月30日(月) マルシア

再放送 [総合] 9月1日 0時15分〜 (※近畿地方・北海道は別番組)
      [BS2] 9月6日 11時〜

 1986年、当時18才の、歌手・マルシアは初めて来日した。ブラジルでのど自慢のチャンピオンになり、民放の歌番組収録に招かれた。付き添ったのは、祖父・佐登里、当時76才。1930年、静岡沼津から海を渡った移民1世だ。祖父は、マルシアを自分の故郷静岡に連れて行った。だが若かったマルシアは、あまり関心がなく、そのときの記憶はほとんどない。

 歌手になり、日本で暮らすようになって20年。マルシアは、祖父に家族の歴史について聞いておけばと後悔しているという。

そして、今回、初めて明らかになる。

 1930年神戸港。巨大な移民船「りおでじゃねろ丸」が千余名を乗せ出港した。その中に20歳の佐登里がいた。到着した入植地では、原野林・およそ3750ヘクタールを切り開き、珈琲を植えつけた。 しかし、次々と試練に襲われる。

 時代に翻弄されながらも、たくましく生き抜いた祖父母、父母たち日系人の姿に迫る。

【ナレーション】山本耕史

第3回 9月6日(月) 高橋惠子

再放送 [総合] 9月8日 0時15分〜
     (※近畿地方・九州地方は別番組。北海道は9月18日午前10:30からの放送。)
       [BS2] 9月13日 11時〜

 1967年、女優・高橋惠子13才の時。家族3人で生まれ育った北海道を離れることになった。父が、恵子の教育を考えて東京に移り住むことを決意したのだ。この決断が、家族の運命を大きく変えることになった。

 父・高橋廣治さんは、北海道標茶町熊牛原野に入植した開拓農家。しかし、厳しい大自然の前に挫折。夢をあきらめるしかなかった。

 父はその後、保険の外交員の仕事に就いた。慣れない背広姿で、家族を支えるため、なりふり構わず働いた。

 そして、中学校にあがる惠子の将来を考えて、北海道を離れる決意をする。北の大地に挑み、夢破れながらも、強く生きた家族の歳月を紹介する。

【ナレーション】山本耕史

第4回 9月13日(月) ジョン・カビラ

再放送 [総合] 9月15日0時15分〜 (※近畿地方・北海道は別番組)
       [BS2] 9月20日11時〜

 DJで人気のジョン・カビラ(川平慈温)。実家の川平家は、もともと琉球王朝で日本語通訳を任された家柄だった。家族の歴史は、沖縄の激動と重なる。

 父・川平朝清(ちょうせい)は、米軍政下の沖縄で初のアナウンサーになった人物。その後、沖縄放送協会の開局に関わり、放送を通じて沖縄の戦後復興に関わった人物である。

 川平家の激動は、明治時代初めの琉球王朝の消滅から始まる。琉球王が東京での幽閉生活を強いられると共に移住。その後、沖縄の小さな島での生活、さらに、台湾に渡っての生活。そして、戦後の沖縄への帰郷。没落、流転、再起とめまぐるしい時代を過ごす。

 琉球王族の血をひく川平家の宿命の歴史を紹介する。

【ナレーション】余貴美子

司会 ガレッジセール

これまでに放送したFamily History

ルー大柴 2008年10月

宮川大輔 2009年7月

市毛良枝 2009年7月

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