1万2000年前の宴席の跡、イスラエルの洞穴で発見
[ワシントン 30日 ロイター] イスラエルの洞穴で、約1万2000年前の宴席で出されたとみられる食べ物などの痕跡が見つかった。米コネティカット大の研究チームが30日、米科学アカデミー紀要で報告した。
同チームは洞穴で身分の高い女性の墓場と、その横に亀71匹分の甲羅のほか、「オーロックス」と呼ばれる牛が調理された跡を発見。当時この地で生活していたナトゥーフ人は、まだ農耕を始めるほど進歩していなかったが、定住は始めていたとされる。
調査を率いた同大の考古学者、ナタリー・マンロ氏は「この宴会は社会的関係における交渉、結束、緊張の緩和などの面で重要な役割を果たした」と指摘。「特に葬儀という状況での宴会は地域社会をまとめるのに役立ったと考える」としている。
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