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HIDE X JAPAN 契約問題訴訟

2010年8月16日

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 X JAPANのギタリスト、故HIDEさん(享年33)の所属事務所「ヘッドワックスオーガナイゼーション(ヘッドワックス)」が、リーダーYOSHIKIの所属事務所に対し、HIDEさんの肖像権の使用禁止を求める訴訟を起こすことが15日、明らかになった。関係者によるとHIDEさん側は「契約が締結しない状態で、HIDEの映像をライブで使用された」とし、一両日中に東京地裁に提訴するという。訴訟を機に、HIDEさんがX JAPANから「脱退」という形になる可能性が出てきた。

 複数の関係者によると、YOSHIKIの所属事務所「ジャパンミュージックエイジェンシー(JMA)」は、HIDEさんの所属事務所「ヘッドワックス」と00年に映像使用の契約を締結していた。今回の8月14、15日に行われた日産スタジアムコンサートが決定した際、「JMA」が「00年に締結している映像使用(出演契約)は10年前の契約なので、再契約をしたい」と申し入れてきたという。しかし、ライブ直前になり「JMA」は「HIDEさんの映像は使用しないので」と連絡を入れてきたため、契約は白紙に戻っていたという。しかし、同コンサートでは「紅」と「X」の場面で、HIDEさんの演奏シーンが一部で使用されていた。

 HIDEさんの映像をめぐるトラブルは、SANKYOが9月に市場導入を予定しているパチンコ新機種「CR FEVER X JAPAN」にも及んでいるという。関係者によると、HIDEさんの所属事務所は、パチンコ新機種でのHIDEさんの映像使用について覚書は交わしているものの「覚書の内容が履行されないまま勝手に映像使用をされた」としている。

 また、「ヘッドワックス」では、HIDEさんの映像使用を正式に許諾していないのにもかかわらず、コンサートとパチンコ台に映像が使用されたとして、YOSHIKIの所属事務所「JMA」とパチンコの発売元「SANKYO」に対し、訴訟の準備を進めているという。訴状は一両日中に東京地裁に提出される見通しだ。

 しかし、X JAPANは08年の再結成以降、HIDEさんがいつもステージにいた。東京ドーム公演では、メンバーがHIDEさんの人形を掲げ、リーダーYOSHIKIは「いつもHIDEは一緒です。海外にもHIDEを連れて行きます」と明言していた。

 このほど行われた米シカゴの音楽イベント「ロラパルーザ」で約2万人の現地ロックファンを熱狂させたX JAPANは、9月25日から北米ツアーも決定している。その状況下での訴訟。HIDEさんが、北米ツアー目前でバンドを「脱退」する可能性が出てきた。

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