中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

谷啓さん通夜 関係者でしめやかに

2010年9月13日 紙面から

17年ほど前に撮影され、公式ホームページに使われていた谷啓さんの写真が遺影として飾られた

写真

 脳挫傷のため11日に78歳で亡くなったミュージシャンで俳優の谷啓(たに・けい、本名渡部泰雄=わたべ・やすお)さんの通夜が12日、都内で営まれた。

 関係者によると、親族や近親者、所属事務所関係者ら約80人が参列。所属事務所には、芸能界からも参列を希望する声が多数寄せられたが、密葬というスタイルを尊重し、クレイジーキャッツのメンバー犬塚弘(81)と桜井センリ(80)だけが駆けつけた。

 喪主で妻の和子さんは、犬塚と桜井と対面した際に涙を流し、2人も和子さんを励ましながら涙。「とうとう(クレイジーキャッツが)2人になってしまったね」と寂しそうに話し合っていたという。

 祭壇には、谷さんが愛用していたトロンボーンや、何も書かれていない譜面、楽曲のアレンジに使用していた鉛筆などが飾られた。戒名は「玄妙院殿谷啓日雄大居士位(げんみょういんでんこくけいにちゆうだいこじい)」。奥深い悟りがあり、一生懸命精進し大きな仕事を成し遂げたという意味が込められている。

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ