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中国外務省は12日、海上保安庁巡視船と中国漁船の接触事件で、戴秉国国務委員(副首相級)が同日未明に丹羽宇一郎駐中国大使を緊急に呼び出し「重大な関心と厳正な立場」を表明したと発表した。乗組員と漁船の即時送還を求めたという。
仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、乗組員14人が同日午後、チャーター機で中国に帰国すると明らかにした。同機は13日、沖縄県の石垣空港を出発し、那覇空港経由で帰国の途に就いた。大使に対する未明の呼び出しについては仙谷氏は「この時間に呼び出すことは遺憾だ」と述べた。
公務執行妨害容疑で逮捕された船長の取り調べは続いている。
会談は12日午前0時(日本時間同1時)から45分間、中国外務省で行われた。
丹羽大使が今回の問題で中国当局者に呼ばれるのは10日の楊潔チ外相に続き少なくとも4回目。外相より高位の国務委員が外国大使を休日未明に直接呼ぶのは極めて異例。中国側が事態を非常に重視していることを示している。国内の対日批判の高まりに配慮し早期解決を目指し強い姿勢を見せた形だ。
さらに中国外務省の姜瑜副報道局長は12日、「中国漁船に対するいかなる調査にも断固反対する」との談話を発表した。
中国側は、9月中旬実施で調整されていた東シナ海ガス田開発に関する日中両政府の条約締結交渉第2回会合の延期を決めた。中国は日本に対し首相の早期訪中を要請しているのに加え、今秋は横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議など首脳級の国際会議がめじろ押しで、問題が長期化すれば日中間の首脳交流に影響する可能性がある。
中国外務省によると、戴国務委員は丹羽大使を呼び「情勢判断を誤らず、賢明な政治決断をする」ことを日本側に要求。大使は中国側の立場を日本政府に報告すると表明したとしている。
一方、北京の日本大使館によると、丹羽大使は「漁船による違法操業に伴う公務執行妨害事件であり、厳正に国内法に基づき粛々と対応するとの立場は変わらない」と述べ、中国側に「戦略的互恵関係」の観点から冷静な対応を呼び掛けた。(共同)
(2010年9月13日14時47分 スポーツ報知)
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