宮崎 子牛の試験飼育始まる
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宮崎 子牛の試験飼育始まる

9月13日 14時11分 twitterでつぶやく

口てい疫の感染が最も集中した宮崎県東部の川南町の農家で、畜産の再開に向けた試験的な牛の飼育が13日から始まりました。

この試験的な飼育は、畜産の再開に向けて安全性を確かめるために、宮崎県が先月から始めたもので、13日からは感染が最も集中した川南町の農家で始まりました。午前中に川南町のJAの施設に県が用意した子牛33頭が持ち込まれ、検査のために牛の血液を採取したあと21軒の農家に引き渡されました。飼育する農家は、いずれも今回、口てい疫が発生したところで、およそ5週間飼育して、獣医師が定期的に健康状態を確認したり、血液検査をしたりして異常がないか確かめることにしています。飼育を始めた畜産農家の西森和弘さんは「久しぶりに牛の顔を見てほっとしました。農場の安全性を確かめたうえで畜産再開へ1つのハードルを越えたい」と話していました。宮崎県は今後、川南町を中心にあわせて150軒の農場で、順次、試験的な飼育を行う予定で、問題がなければ11月をめどに川南町など感染が集中した県東部の5つの町で家畜の飼育を再開する方針です。