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蓮舫氏、菅首相支持拡大へ「機関銃」で“援護射撃”

菅首相支持の蓮舫行政刷新担当相
菅首相支持の蓮舫行政刷新担当相
Photo By 共同

 民主党代表選で、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の両陣営議員は12日、テレビ番組に出演するなど支持拡大に全力を挙げた。菅首相支持の蓮舫行政刷新担当相はフジテレビ「新報道2001」で、小沢氏支持の細野豪志幹事長代理と論戦を交わし、同席した野党議員が「機関銃」とあっけにとられるほど“口撃”。14日の投開票に向け、拮抗(きっこう)している国会議員票の上積みを狙っている。

 蓮舫氏は序盤から、国が財政支援する都道府県の高速道路建設などを掲げる小沢氏の姿勢に賛同した細野氏に対し、「“コンクリートから人へ”という民主党の政策の一貫性が問われる」と疑問を呈した。

 ヒートアップしたのは中盤、小沢氏が主張する国の「ひも付き補助金」の一括交付金化にテーマが移ったとき。細野氏が「菅首相のこれまでの地方主権に懸ける思いはそんなに高くない。どう制度を変えていくかが大事」と指摘すると、「それほどの知恵があるなら、小沢氏が幹事長だった鳩山政権時代になぜやらなかったのか」と語気を強めた。細野氏が話している途中で割り込み、「聞いていただけますか」と制されても譲らず、「国民もそう思うでしょう」などとかみついた。

 細野氏は「小沢氏は基本的には黙っている人。幹事長は一つ一つの政策に関与するのではなく、選手が頑張れる環境を整える裏方」と擁護したが、「口下手だから政策は言えなかった、代表選になったから言ったというのは失笑を買いますよ」と猛烈に批判。みけんにしわを寄せながら細野氏の話を聞き、途中で手を挙げて発言を求める場面も。昨年の「事業仕分け」で官僚に切り込んだ時と同じように、細野氏に鋭く切り込んでいた。

 蓮舫氏は菅陣営の“顔”として、前日11日にも菅首相と街頭演説に立つなど代表選でもフル稼働。終盤情勢は、11日に締め切られた党員・サポーターや地方議員票で菅首相が小沢氏を上回っているが、国会議員票は約180人で、約190人を集める小沢氏と拮抗。411人の国会議員のうち態度未定や不明が約40人残っており、未定者の動向が勝敗を左右する可能性があるため、議員票の上積みを図る狙いで、徹底的に攻撃していったようだ。

 議論を聞いていた自民党の小坂憲次参院幹事長は「蓮舫さんの機関銃(のような攻撃)にはなかなか対抗するのは難しい」と、あっけにとられた様子。蓮舫氏もこのときばかりは「すみません」と苦笑いしていた。

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