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白鵬4連覇へ白星発進!貫録の48連勝

鶴竜(左)を寄り切りで破った白鵬 
鶴竜(左)を寄り切りで破った白鵬 
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所初日は12日、両国国技館で行われ、4場所連続全勝優勝を目指す横綱・白鵬(25=宮城野部屋)が、初日を白星で飾った。過去13戦全勝と相性のいい小結・鶴竜(25=井筒部屋)を寄り切り、連勝を48に伸ばした。カド番の大関・魁皇(38=友綱部屋)が豊真将(29=錣山部屋)をはたき込みで下すなど4大関は安泰だった。今場所から正常開催に戻ったが、観客の出足が悪く東京場所では、06年初場所から続いていた初日の満員御礼がストップした。 【取組結果

 優勝者への天皇賜杯授与の儀式がなくなり、涙を流した名古屋場所千秋楽から49日。モンゴルの後輩・鶴竜を冷静に下した白鵬にしこりは残っていなかった。初日の緊張感は「ないと言えばウソになる」という。だが、初日恒例の天皇賜杯の返還式がなかったことを尋ねられると「終わったことは終わったこと。前を向いて今場所は頑張るだけ」と笑顔を見せた。新たな気持ちで相撲道にまい進することを誓った。

 単独3位となる昭和以降の連勝記録を「48」まで伸ばした相撲は巻き替えの応酬となった。2度目の立ち合いで鶴竜にもろ差しの形を許したが、白鵬は左を巻き替えて左四つの体勢に。その後も、互いに巻き替えを繰り返したが、鶴竜に3度目のもろ差しをつくられたところで、白鵬は両上手をガッチリ握った。「苦しい場面もありましたが、うまくさばけました。最後は外四つ、両上手。身長を利用したって感じです」。1メートル86の鶴竜に対して白鵬は1メートル92。6センチの身長差を利用して、最後は冷静に寄り切った。

 名古屋場所はなかったNHKの生中継、天皇賜杯授与、外部表彰が復活し正常開催に戻った。出直しの場所を前に白鵬は「まずは53連勝」と、単独2位となる千代の富士(現九重親方)の連勝記録を目標に掲げた。白鵬が記録を口にするのは珍しいことだが、それも心の余裕の表れだ。「名古屋場所を経験していますから」。相撲界の行く末を案じながら土俵に上がった先場所と違い取組に集中できる。この日朝稽古後の風呂からは鼻歌が聞こえた。育ての親の熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)も「稽古場では若い衆に気を使って指導している。余裕があるということ」と言う。揺るぎない強さ。白鵬の連勝はどこまで続くのか。本来の形に戻った秋場所の焦点はその一点に絞られた。

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