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ニッポン娘強え〜!浅見が“激戦”48キロ級最強

浅見(奥)は福見を破り優勝を決める
浅見(奥)は福見を破り優勝を決める
Photo By スポニチ

 柔道世界選手権第4日は12日、国立代々木競技場で行われ、日本人同士の決勝となった女子2階級で“下克上”が起きた。女子48キロ級は世界ランク2位の浅見八瑠奈(22=山梨学院大)が、連覇を狙った同1位の福見友子(25=了徳寺学園職)に優勢勝ちし初優勝。同52キロ級も西田優香(24=了徳寺学園職)が延長判定の末に中村美里(20=三井住友海上)を破り、初の金メダルを獲得した。男子66キロ級では森下純平(20=筑波大)が優勝。最終日の無差別級を前に、女子は金メダル5個を獲得し史上最多記録を更新。男女合わせて金メダル8個も史上最多タイとなった。

 戴冠を告げるブザーが鳴っても、表情は変わらない。スタンドに向かって手を振った時に、ようやく笑みがこぼれた。22歳の浅見が、昨年の世界選手権金メダリスト福見に優勢勝ち。「優勝できて凄くうれしい。選んでもらったので、結果を出したかった」。12年ロンドン五輪代表争いに、力強く名乗りを上げた。

 初の大舞台。2回戦は終盤までポイントをリードされる苦しい展開だったが、残り28秒の体落としで逆転勝ち。一気に波に乗った。福見との決勝は攻め続けて相手に2つの指導。「押しているという実感はあった」。今大会を見据え山梨学院大では練習終了後も西田総監督と居残り特訓に励んだ。その成果を出した。

 父・三喜夫さんも柔道家だったが、世界の舞台とは縁がなかった。84年ロサンゼルス五輪の代表最終選考会男子65キロ級で優勝しながら落選して涙をのんだ。その選考会で準優勝だった松岡義之が五輪で金メダル。当時の父の無念は祖母から聞いた。三喜夫さんは監督を務める新田高の練習があるため会場には来られなかったが「愛媛から応援している」というメールが背中を優しく押した。

 女子48キロ級は浅見、福見の他に世界ランク3位の山岸絵美、そして五輪2度優勝の谷亮子(参院議員)がいる。谷は11月の講道館杯で復帰する可能性があるが、女子日本代表の園田監督は「48キロ級は(浅見、福見、山岸の)三つ巴。いない選手(谷)の強化はできない」という。まだ絶対的エースではなくても浅見が同階級の中心だ。

 来春には、五輪をめぐって父との因縁を持つ松岡氏が監督を務めるコマツに入社。さらに技を磨く。「世界一になっても安心できない。ロンドンに向けて頑張っていきたい。谷さんが戻ってきても、勝ちたい」。新女王は目指す頂へ着実に歩を進める。

 ◆浅見 八瑠奈(あさみ・はるな)1988年(昭63)4月12日、愛媛県伊予市出身の22歳。3歳で柔道を始め、港南中、新田を経て現在は山梨学院大4年。09年は国際大会5戦5勝。今年もマスターズ・スウォン、W杯ブダペストで優勝。組み手は右、得意技は背負い投げ。1メートル52。

 ≪福見 重圧に負けた≫連覇を逃した福見は「重圧はあったけれど、金メダルを獲ることが王者の使命だと思っていた。悔しいです」と言って目を真っ赤に染めた。準決勝までの戦いも本来の動きにはほど遠く、決勝の浅見戦でも後手に回ってしまった。「相手の方が勢いがあって、気持ちで勝てなかった。自分の弱さと向き合って、一つ一つ取り組んでいきたい」とメンタル面の強化を今後の課題に挙げた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月13日 ]

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