粗悪なカニ販売、容疑の組員を逮捕
高齢者などに電話をかけて、品質の悪いカニを売りつけるトラブルが全国で相次いでいます。そんな中、札幌の水産会社に強制捜査が入りました。
捜査員に取り囲まれる黒いTシャツ姿の男。札幌の「マルキタ水産」の経営者で暴力団員の尾崎大樹容疑者(31)は、法律で定められたクーリングオフの方法を記した文書を客に渡さずカニを販売した特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。被害が相次ぐ悪質なカニの販売で、業者が摘発されたのは全国初です。
「マルキタ水産で販売していたカニです。甲羅と足がちぎれています。ほとんど身が詰まっていないスカスカのカニだということです」(記者)
警察によりますと、マルキタ水産は高齢者などに電話をかけ、1〜2万円で注文をとり、品質の悪い冷凍のカニを送っていました。被害者は1200人に上り、去年12月から2000万円を売り上げていたとみられています。
「北海道の札幌で毎年恒例のカニ祭りをやっているんです」(別のカニ販売業者、録音された勧誘電話)
同様の手口でカニを売る別の業者の電話セールスです。お年寄りに電話をかけ、だます手口から「カニカニ詐欺」とも呼ばれています。国民生活センターによると、この5年間で悪質なカニ販売の相談は全国で7000件近く寄せられています。
「おいしいものがある北海道だが、悪徳業者がいるってことを痛感した」(千葉県の被害者)
千葉県に住む女性は、おととし秋、被害に遭いました。当時、カニなどの生鮮食品はクーリングオフの対象外で、女性は泣き寝入りしたといいます。
「新鮮なカニの味が全然しない。しょうがないから残ったカニはコロッケに入れて食べた。冷凍と解凍を何回か繰り返したものなのでは・・・」(千葉県の被害者)
去年12月の法改正で生鮮食品もクーリングオフの対象となりました。あいまいな返事をすると、カニを送りつけてくるケースも多く、国民生活センターは安易に商品を受け取らないよう、注意を呼びかけています。(13日18:09)
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