中国の活動家ら 北京の日本大使館前で抗議デモ(09/08 15:39)

 尖閣諸島周辺の領海で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、中国人船長逮捕に反発する団体が北京の日本大使館前で抗議デモを行いました。

 抗議デモを行ったのは、尖閣諸島の領有権を主張する中国の団体のメンバー30人あまりです。活動家たちは、日本大使館前で「日本は釣魚島(尖閣諸島)から出て行け」とシュプレヒコールを上げるなど、20分間にわたって抗議活動を行いました。警察もデモの際に交通規制を行うなど、大使館への抗議活動を事実上、許可しています。また、船長の逮捕を受け、中国外務省は前日に続いて8日も丹羽駐中国大使を呼び、抗議を行いました。日本大使館によれば、丹羽大使は「今回の事件は日本の領海内で起きた違法操業事件であり、国内法に基づき粛々と処理することになる」と答えたということです。

ページトップへ戻る