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首相 日中関係の影響回避指示

9月8日 22時30分 twitterでつぶやく

沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で、中国の漁船と海上保安部の巡視船が接触し、漁船の中国人の船長が逮捕された事件で、菅総理大臣は、8日、岡田外務大臣と協議し、日本の法律に基づいて厳正に対処するとともに、日中関係に影響を及ぼすことがないよう指示しました。

菅総理大臣は、沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で中国の漁船が立ち入り検査を妨害するため、故意に海上保安部の巡視船に接触したとして、中国人の船長が公務執行妨害の疑いで逮捕された事件について、8日夕方、総理大臣官邸で、岡田外務大臣から報告を受けました。そのうえで、菅総理大臣は、今回の事件について、日本の法律に基づいて厳正に対処するとともに、日中関係全般に影響を及ぼすことがないよう、岡田外務大臣に指示しました。今回の事件をめぐっては、8日、別所外務審議官が中国の程永華大使と会談し、直接、遺憾の意を伝えるとともに、日中関係に悪影響が出ないよう中国側の冷静な対応を求めています。菅総理大臣は、8日夜、記者団に対し「わが国の法律に基づいて厳正に対応していく。法律に基づいての対応をきちんとやっていくということだ」と述べました。