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最終更新:2010年9月9日(木) 4時58分

米司令官、中国軍監視強化の考え示す

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 来日しているアメリカ太平洋艦隊の司令官が8日に都内で会見し、沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船の接触問題に関連して、中国との有事を念頭に自衛隊と協力して中国軍の監視活動を強化していく考えを示しました。

 「今回の(接触問題の)ような事態に我々がすべきことは、いつでも海上自衛隊の要請に対応できるようにすることです」(アメリカ太平洋艦隊・ウォルシュ司令官)

 8日、都内で会見したアメリカ太平洋艦隊のウォルシュ司令官は、沖縄の尖閣諸島沖で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件を受けて「周辺地域で有事が起きた場合に自衛隊の要請があれば協力する」との立場を改めて示しました。また、政府が南西諸島への自衛隊の配備を検討していることについては「海の安全は世界経済にも関わる重要な問題だ」として歓迎の意を示しました。

 ウォルシュ司令官は、今後地域の緊張が高まる事態を避けるためにも現在中断されているアメリカと中国の軍同士の対話を再開する必要があると述べました。(08日20:05)

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