尖閣諸島の日本の領海内で第11管区海上保安本部所属の巡視船と中国のトロール漁船が接触した問題で、石垣海上保安部は9日午前、公務執行妨害の疑いで、中国漁船の船長、〓其雄(せんきゆう)容疑者(41)を那覇地検石垣支部に送検した。同容疑者は、接触したことを認めているという。
11管の調べでは、尖閣諸島の久場島から北西約15キロの領海内で7日午前10時55分ごろ、立ち入り検査を実施するために追跡中の巡視船「みずき」に対し、漁船のかじを大きく左に切り、同巡視船の右舷中央部付近に接触させ、海上保安官の立ち入りなどを妨害した疑いがある。
巡視船は右舷の幅3メートル、高さ1メートルなどが損傷した。
※(注=〓は「厂」の上に「ク」、中に「八」「言」)