今日のトライアウトはとりあえず無事に終了でした。「一ヶ月来てみないか」の有り難い言葉を頂き、思わず即決しそうになりましたが、まだやってみたい店があるので返事を保留にしてもらい店を後にしました。シュークル・カカオというパリ20区にあるかわいらしいお菓子屋です。明日も全開で頑張れる様にと今宵は1つ星のレストランで栄養補給です。食前酒は飛ばして前菜にフォアグラのカルパッチョ四川花山椒を。ここで写真をバッチリ撮るつもりがあまりの美味しいオーラにやられてついつい食べてしまい、ちょっと欠けちゃいました。久しぶりに食べる本物のフォアグラは舌を激しく揺さぶり、一瞬で脳にその情報を伝え、蜃気楼の如く溶けて消えた。はっきりとした印象だけを残して。
主菜には鱸の炭火焼きオリーブオイルとトマトのソースを。魚を食べている事実を認めるのが難し程果てしない大きさの味の広がりに、一体僕は何を食べていたのか自問自答してしまいました。まるで牛肉を食べた時の様なヴォリューム感があるのです。
これで明日も全開で頑張れる。身体の隅々までアミノ酸が行き渡ったのがはっきりと感じられる素晴らしい料理でした。
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