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訴訟:賃金未払いなど、すき家側が認める--アルバイト3人訴え

 牛丼チェーン「すき家」を運営する外食大手「ゼンショー」(東京都港区)に対し、アルバイト3人が未払い賃金など99万円の支払いを求めた東京地裁の訴訟で、3人が加盟している首都圏青年ユニオンは8日会見し、ゼンショー側が原告側の請求をすべて認めたと明らかにした。

 同ユニオンなどによると、原告の福岡淳子さん(43)ら3人は05~06年に月間最大169時間の残業をしたが同社は支払いを拒否。また、福岡さんは事実上の店長だった時、店の売上金56万円が紛失したとして賃金から全額を天引きされ、返金を求めたが、同社は応じなかった。

 同社は中央労働委員会などの命令を無視して同ユニオンとの団体交渉を拒否しているという。福岡さんは「組合員のいる店舗だけ定期昇給も認められていない。労働環境が良くなるよう働きかけていきたい」と話した。

 ゼンショー広報室は「コメントは差し控えたい」としている。【市川明代】

毎日新聞 2010年9月9日 東京朝刊

 

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