中国漁船・乗組員14人が帰国 石垣空港を離陸帰国のため、海上保安庁の巡視船を下りる中国漁船の乗組員ら=13日午前11時ごろ、沖縄県・石垣港 仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、中国漁船の接触事件に関し漁船の乗組員14人が同日午後、チャーター機で中国に帰国すると明らかにした。船体についても代理の船長到着後、中国に向け出港すると述べた。公務執行妨害容疑で逮捕された船長(41)の取り調べは続いている。 漁船の船長を除く中国人乗組員14人を乗せたチャーター機は13日、沖縄県・石垣島を離陸した。那覇空港事務所によると、同空港で燃料を補給した後、中国・福州の空港に向かった。 石垣港では13日午前11時ごろ、14人が漁船に横付けされた巡視船のタラップをしっかりした足取りで駆け降りると、大型タクシー2台に分乗して石垣空港へ。中国メディアも含め約20人の報道陣が集まったが、約100メートル手前で立ち入りを制限され、近づけなかった。 石垣海上保安部は8日、公務執行妨害の疑いで漁船の船長を逮捕した。14人については漁船に乗せ8日夕に石垣港に入港。入国させずに船内などで参考人として事情聴取し、12日までに捜査を終えていた。 【共同通信】
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