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【愛知】COP10に励ましの言葉 皇太子さま、知事に2010年9月12日
11日に来県した皇太子さまは、県芸術文化センターで開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」を鑑賞したり、愛・地球博記念公園で地元の小学生と触れ合うなどされた。皇太子さまの来県は2006年4月以来、4年ぶり。各視察先では県民計2260人の歓迎を受け、視察後には「トリエンナーレは国際色豊かでとても興味深く見ました。愛・地球博の理念が受け継がれていると感じ、うれしく思いました」との感想を発表した。 皇太子さまは同日午後、名古屋市東区の県芸術文化センターで、トリエンナーレの作品を鑑賞。中国人画家蔡国強氏の絵画「美人魚」を前に、火薬を爆発させて絵を完成させる制作手法がビデオで紹介されると、「芸術は爆発ですね」と感想を述べ、周囲の笑いを誘った。 三沢厚彦さんと豊嶋秀樹さんの動物の木彫刻作品「Animals and Mountain」の視察中には、ウマのような動物を「これはオカピですね」と当ててみせる場面もあった。 長久手町の愛・地球博記念公園内の環境・自然学習施設「もりの学舎(まなびや)」では、地元の小学生14人が参加した木工教室を見学。木の枝や落ち葉を組み合わせ、カブトムシやチョウを作る子どもたちに、皇太子さまは「だいぶできてきましたね」などと話し掛けていた。 「工作で楽しいのはどこですか」と声を掛けられた同町東小学校6年の水野文菜さん(12)は「一つ一つ、できていくのがうれしいです」と答えていた。同6年の伊藤悠真君(12)は「テレビで見るよりも、親しみやすい感じだった」と話した。 案内役の神田真秋知事は、皇太子さまが愛知万博期間中に5回も万博会場に足を運んだ経緯を紹介し、「今回はあの場所に戻っていただいたという思い」と笑顔。10月に県内で開催する生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)については「皇太子さまに万博の理念を継続したいと申し上げ、励ましの言葉をいただいた。ぜひとも成功させたい」と述べた。 (大村歩) PR情報
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